【tera045の音楽&サブカル備忘録】

「tera045」が関わった音楽&サブカル(TVマンガ、特撮など)に関する興味、関心、活動などを記録していくブログです。

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魅惑のセブンの世界・・・ その6  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




大変ご無沙汰しておりましたこのコーナー、7月頃よく投稿してましたが、あることに気が付いて、投稿時期をずらしてみました。


それは・・・



「本放送の日時と同じ日時に投稿する」事!



「ウルトラセブン」が本放送されたのは、1967年(昭和42年)10月1日(日)~1968年9月8日(計49話)

今年が「ウルトラマン」50周年で、来年がセブンが50周年になるので、いっそのこと放送日と合わせてみたら?・・・と考えたわけです。


まあ、当然、日時は合わせられても、年が違いますから、曜日はずれていきますが・・・(「ウルトラセブン」は毎週日曜日19:00に放送されましたが、第6話が放送された11月5日は、残念ながら、今年は土曜日です。。。)



・・・てな訳で、仕切り直し。日曜午後7時の「タケダアワー」ならぬ、土曜午後7時の「tera045アワー」をお楽しみください!





前振りが長くなりましたが、今回は、セブンのメイン監督、満田かずほ氏によるこの作品!



ウルトラセブン第6話「ダーク・ゾーン」
seven_no06_01_title.jpg


<制作データ>
放映日:1967年(昭和42年)11月5日
制作第3話
脚本:若槻文三
監督:満田かずほ
特殊技術:有川貞昌



<ストーリー>

ホーク2号で宇宙パトロールから還ってきたダンとアマギ。
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ちなみにこのシーン、ロケットが噴射しながら「下降してます」
ロケットが噴射してたら「上昇する」のが物理の法則だと思いますが・・・
恐ろしいテクノロジーだ。。。。(笑)



作戦室に入るダンとアマギ。
seven_no06_03_dan_amagi.jpg
アマギ隊員こと「古谷 敏」さんは、ご存じ「初代ウルトラマン」のスーツアクター。
ウルトラマンへの抜擢は、ウルトラQの「ケムール人」での古谷氏に惚れ込んだ成田亨氏による「ビンさんしかいない」との強い要望によるものらしい。
なんでも、人間の体で一番美しいプロポーションは七頭身が最高だそうで、八頭身!である古谷氏にマスクをかぶせると、頭が大きくなるから七頭身になる・・・とのことです。
しかし、隣で歩いているダン(森次浩司氏)が比較されて可哀相・・・主人公なのにね(笑)



そして、この画面でいちばん手前に映る角刈りの隊員は、実は・・・
seven_no06_04_uenishi.jpg
そう、「ウルトラセブン」のスーツアクターである「上西弘次氏」なんです!

古谷氏とはまたタイプが違う、がっしりとした肉体派の俳優さんです。



私室に戻ったアンヌ。
しかし、何か妙な気配を感じた。
部屋の隅に謎の影がいたのだ…。
「きゃぁぁぁゃっ!」(アンヌ)
ダンを呼び、様子を見てもらうアンヌ。
seven_no06_05_dan_anne.jpg


怪しい影を調べようと、近くにあった雑誌を丸めて(・・・ゴキブリじゃないんだから・・・ww)突こうとするダン。
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「さ、騒がないで下さい…、私は、私は、苦しい…」(影人間)
「誰!誰なの?」(アンヌ)
「私は、ある遠い都市から、来たものだ」(影人間)
「どうしたんだ?」(ダン)
「事故を起こして重傷を負っている。手当ては済ませた。このまましばらく、じっとしていれば傷は治る。それまでどうか、このままにしておいてくれ。誰も呼ばないでくれ」(影人間)
「どこにも行かないで、そこで静かにおやすみなさい」(アンヌ)



すっかり打ち解けた?ダン、アンヌ、影人間。呑気にお茶してます(笑)
seven_no06_07_dan_anne_shadow.jpg
しかし作戦室では大変なことに!
「ダン!どこにいるんだ、すぐに来い!」(アマギ)
「どうしたんです?」(ダン)
「大変なことになったぞ!」(アマギ)



作戦室に戻るダンとアンヌ。
「…こちらはペガッサ市。…地球に軌道変更をお願いします。ペガッサ市は、動力系統に重大な故障をきたしました。…宇宙空間都市ペガッサ市の市長室から送信しています。ペガッサ市は今から80時間の間、地球の軌道変更を要請します」(ペガッサ市からの無線)
「ペガッサ市の動力系統に重大な故障が起きました。ペガッサ市は、太陽及びその惑星の引力の影響を受け、現在ジグサグに動いていますが、やがて地球の軌道に入ります。したがって、動力系統の修理が終わるまで、地球の軌道変更を要請します」(ペガッサ市からの無線)
「キリヤマ隊長、この電波、イタズラだと思うか」(マナベ参謀)
「もし、イタズラでなかったら…、マナベ参謀!」(キリヤマ)
「全員に告ぐ、直ちに部署に着け!」(マナベ参謀)

はっとした表情のダン、作戦室を出て行く。 ←ダン、部署に着けって…



影人間を問い詰めるダン。
影人間によると、ペガッサ市の都市をつくっている物質の密度は地球の約8万倍!らしい。

こうしちゃいられない!連絡するダン。



そして集まってくる警備隊員たち。

そしてまた、ダンと同じように、フルハシがハンガー(当時は衣紋掛と呼んでましたかね(笑))で突こうとする。
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キリヤマ隊長の影人間への呼びかけに応答はない。
「よし、撃て!」(キリヤマ)
「隊長!止めてください。重傷を受けているんです」(アンヌ)
「本当です隊長。この中に潜んでいる奴は、我々に危害を与えません!」(ダン)
「とっても臆病な、小さな弱い生き物なんです」(アンヌ)

考え込むキリヤマ隊長。沈黙……。
「よし…このままにしておこう…。解散!」(キリヤマ)
「よかった…。ごめんなさい、約束を破っちゃて…、でも安心して、私たちはあなたに何もしないから、絶対に!」(アンヌ)



作戦室ではペガッサ市に何度も呼び掛けているが、応答がない。

「まもなくペガッサ市は地球の軌道に入る。そうなると大変なことになるぞ。ペガッサ市は今、全力を挙げて動力系統の修理を急いでいるだろうが、間に合わなかった場合、彼らの恐るべき科学で、地球を破壊しようとするだろう」(マナベ参謀)
ダン、我慢できずに意見具申。
「マナベ参謀。ペガッサを破壊する前に、ペガッサの住人たちをこの地球に迎え入れてやりましょう」(ダン)
しばしの沈黙…。意を決したマナベ参謀。
「ペガッサ市は、予定の時刻に、計画通り、爆破!」(マナベ参謀)
自らを納得させるように、言い放つ。


ホーク1号出撃、ペガッサ市に向かう。
その途中、作戦変更の暗号文を入電。爆破を中止せよとのこと。
「しめた!ペガッサ市の修理は終わったんだ。地球もペガッサ市ももう安全なんだ!」(ダン)
「違う…」(キリヤマ)
「…ホーク1号に搭載せる爆弾では、ペガッサ市の破壊は不可能なり。新爆弾を搭載した宇宙爆撃艇は、すでに北極基地を発進…」(キリヤマ)
「ちぇっ、オマエさんのは小さいから止めとけ、大きな爆弾を持った奴が今、そっちに行くからだってさっ…」(フルハシ)
「くさるな…我々には任務が残っているんだ…。栄光ある任務が!」(キリヤマ)
「…状況は最悪なり。目標は予定通り、新爆弾で破壊する。ウルトラ警備隊はペガッサ市に危険を通告し、市民の脱出を援助、安全に地球まで誘導せよ」(キリヤマ)

「うぁぁぁい!」(ダン)

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はしゃぐダン。←子供か・・・(笑)



ペガッサ市宙域を巡回するホーク1号。
seven_no06_10_pegassa.jpg

「ペガッサ市の危険が迫っています、直ちに脱出してください。我々が安全に地球に誘導します。われわれはやむを得ずペガッサ市を破壊します。脱出してください。そして、再び宇宙に大都市を建設する日まで、地球に移住してください。地球はあなたがたを待っています。地球は美しい星です」(ダン)
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応答はない。。。

「早く脱出してください!我々が地球に誘導します!」(ダン)


ダンの必死の説得も空しく、宇宙爆撃艇からの撤退勧告。
「…やむを得ん、あきらめよう…」(キリヤマ)
「隊長ぉ…」(ダン)
「残念だが地球が生き残るためにはこうするより…」(キリヤマ)


seven_no06_12_pegassa.jpg
ペガッサ市は爆破された。
ペガッサ市とペガッサ星人たちは、宇宙空間のチリとなった。



その頃、アンヌの私室。
アンヌを呼ぶ影人間。
「どうしたの?」(アンヌ)
「地球はもうおしまいだ。おまえはすぐ地球から逃げるんだ。ダンも連れていけ!」(影人間)


今までとはうって変わった口調の影人間。
「私は、今から地球を爆破する。悲しいことだが、これが私の任務なのだ。万一、地球が軌道を変えなかったとき、私は、地球を破壊する目的でやってきた」(影人間)
「あなたは、ペガッサの人なのね…」(アンヌ)
「そうだ。事故を起こしたためペガッサ市との連絡は取れないが、私は愛するペガッサを守るために、地球を破壊しなければならない。悲しいことだ。私は地球を爆破する!」(影人間)

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アンヌの部屋から逃亡したペガッサ星人は、地球の核で爆発する爆弾を地中に発射した。
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アンヌからの急報を受けて駆けつけたダン。
「何をしているんだ!この穴は何だ!」(ダン)
「ペガッサから運んできた爆弾だ。まもなく地球の中心に届くだろう。そして地球を粉砕するんだ」(ペガッサ星人)


「ペガッサは、破壊したよ…」(ダン)
心苦しそうに返答するダン。

「うそだ!!…地球人の貧弱な科学で、あの強大な宇宙都市を…。…うそだ!」(ペガッサ星人)
「地球が無事なのは、ペガッサが破壊された何よりの証拠じゃないか!」(ダン)


「なんということをするんだ!ペガッサは宇宙が生んだ最高の科学なんだ。私はとっくに地球を破壊する準備を終わっていた。アンヌの部屋からこの爆弾を地球の中心にぶちこむことはできたんだ。それをしなかったのは最後の最後まで、私たちの科学の力がこの事態を何とかしようと…」(ペガッサ星人)
独り地球にやってきたペガッサ星人は、異郷人との友情と祖国の科学力を信じために、故郷と同胞を失ってしまった。心気高き孤高の戦士もあまりに過酷な真実を知って逆上してしまう。

「…復讐してやる!」(ペガッサ星人)
やむなく変身するダン。
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行き場のない怒りをぶつけるように、一方的にセブンを攻撃するペガッサ星人。
しかし、セブンは、たしなめるようにアイ・スラッガーを放った。
アイ・スラッガーを顔面で跳ね返したペガッサ星人。
自分を取り戻したのか、攻撃を止めて、闇の中に走り去ってゆく…。すたこらサッサ…と。


発射された爆弾をそのままにはしておけないので(笑)、爆弾を回収し、夜空に消えるセブン。
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闘いは終わった。。。







夜の町をパトロール中のダンとアンヌ。
陰を指差して、何か言いたげな素振りのアンヌ。
「…ダーク・ゾーンだな」(ダン)
「あたしね、あれから暗闇を見ると、あのペガッサの人があたしたち人間を怖がって、その中に小さくなっているような気がしてしようがないの…」(アンヌ)
「僕もだ…」(ダン)
「ダンも…そう!」(アンヌ)
「もういっぺん、アイツに会いたいな…」(ダン)
「ええっ…。どこに行ったのかしら…」(アンヌ)
「帰るところがなくなって、地球の上を走りまわっているのかもしれないぞ。…夜の暗闇と一緒に…」(ダン)

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夜の大都会を走り去るポインター。。。。



<今週の宇宙人>
・放浪宇宙人ペガッサ星人

<ロケ地>
・丸の内(ペガッサ星人逃走、ダン追走、ダンとアンヌパトロール)
・世田谷区立体育館前噴水広場(セブンVSペガッサ星人)





・・・という訳で、またまた長くなりましたが「魅惑のセブンの世界 その6」でした!




今回の脚本は、ベテラン若槻文三氏による骨太なお話です。

話し合えば、心が通じることができるのに、なぜ人間同士、祖国の為に殺しあわなけねばならないのか…科学万能の世の中で人間らしく生きていくことはできないのか…。

時はまさに、ベトナム戦争が泥沼の消耗戦へ転落しつつあり、高度経済成長は公害や人を蹴落としてまでもという風潮を生みだしつつあるという、反戦反米の風が吹き始め、自然への回帰が唱え始めたころです。


ちなみにこの年(1967年)は、奇しくも「2001年宇宙の旅」が公開された年でもあったそうです。






そんな重厚なストーリーでしたが、今回もやはりツッコミどころは満載ですね(笑)


丸めた雑誌で怪しい宇宙人を退治しょうとしたり、衣紋掛で突こうとしたり。。。

「うぁぁぁい!」と子供のようにはしゃぐダン。。。。

最高の科学力を持ってるはずなのに、大した反撃もせずスタコラサッサと逃げるペガッサ星人。。。








・・・・ところで、この写真をご覧ください。

annu_pegassa_pic.jpg

”ドレッサーに向かって髪をとかすアンヌの背後から襲いかかろうとするペガッサ星人”です。



ペガッサ星人の回というとこのシーンが有名ですが、実際の映像にはでてきません。


「これは本編には出てこないシーンで、後から撮影したスチールです。本編とは別に、こうしたスチールはしばしば撮影されたのです」(ひし美ゆり子 談)

・・・だそうです。


確かに、話の流れ的には、ペガッサ星人はアンヌとダンに恩と友情を感じ、逃げろとまで言っているのにも拘わらず、背後から襲うとは考えられないですからね。

いくらスチールショットといえども、これほど内容と関係のないショットも珍しいのではないでしょうか??








次回もお楽しみに!




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Posted on 2016/11/05 Sat. 19:00 [edit]

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コメント

ペガッサ星人

そういえばウルトラホーク2号って噴射しながら降りて来ますよね(・o・) 原理がおかしい こんなロケットは他に知らないです ビデオシーバーもそうですけど地球防衛軍の科学技術は桁外れにスゴい!(^∇^) 今回もっと時間があれば妖星ゴラスの時みたいに南極にジェット噴射口を作って地球だけじゃなくペガッサも救えたかもしれないのに80時間とそんなに時間がなかったのが悔やまれます(>_<) このお話はその後が語られる続編が平成ウルトラセブンにありますね,この時のペガッサ星人もきっと地球に帰化したかもしれません(^∇^) この写真のペガッサ星人を見た人は悪い宇宙人だと思うんだろうなぁ(>_<) 実際は違うのに(>o<) ゴドラ星人やキュラソ星人ならこの写真に該当します(^^)

masa #- | URL | 2017/06/18 03:51 * edit *

Re: ペガッサ星人

masa さま、またまたコメントありがとうございます!
セブンでは地球防衛という名のもとに、やむなく他の星を破壊する話が結構ありますね、ギエロン星のように。。。セブンから見ると地球人も同じ宇宙人。ペガッサが滅びて地球が生き残るのはおかしいと感じ、ダンは毎回苦悩してますね。。。


> そういえばウルトラホーク2号って噴射しながら降りて来ますよね(・o・) 原理がおかしい こんなロケットは他に知らないです ビデオシーバーもそうですけど地球防衛軍の科学技術は桁外れにスゴい!(^∇^) 今回もっと時間があれば妖星ゴラスの時みたいに南極にジェット噴射口を作って地球だけじゃなくペガッサも救えたかもしれないのに80時間とそんなに時間がなかったのが悔やまれます(>_<) このお話はその後が語られる続編が平成ウルトラセブンにありますね,この時のペガッサ星人もきっと地球に帰化したかもしれません(^∇^) この写真のペガッサ星人を見た人は悪い宇宙人だと思うんだろうなぁ(>_<) 実際は違うのに(>o<) ゴドラ星人やキュラソ星人ならこの写真に該当します(^^)

tera045 #- | URL | 2017/06/19 14:45 * edit *
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