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【tera045の音楽&サブカル備忘録】

「tera045」が関わった音楽&サブカル(TVマンガ、特撮など)に関する興味、関心、活動などを記録していくブログです。

0728

魅惑のセブンの世界・・・ その43(後半)  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




前回に引き続き、ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」の後半です!




ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」

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<あらすじ(後半)>

またまたご丁寧に、ダンとソガに第四惑星の頭脳であるコンピュータールームを説明する長官。
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「ここが、わが第四惑星の頭脳だ。政策方針からロボット市民20万の健康管理まで、すべてここから、はじき出されるわけだ。…向う500年間のあらゆる方面のデーターが出されておる」(長官)

「我々をこの惑星に誘導した目的は何ですか?」(ダン)
「コンピューターの計算によれば、我が第四惑星の人間たちは、向う500年間のうちに滅亡する運命にある。ところが人間は、我が国にとってはなくてはならぬエネルギー源だ」(長官)
「そこで僕たちを…」(ダン)
「そのとおり。お前たち地球人は立派なエネルギー源になれることが判った。地球を植民地にすれば、30億の人間が確保できる計算だ」(長官)

「どうやって、地球を植民地にするんだ?」(ソガ)
「我が国の戦略部隊が、間もなく地球に向うことになっておる」(長官)
「なんだって!…クソ!…。何から何まで、計算通りかっ!」(ソガ)

怒るソガ。
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「コンピューターは間違いをしない。そして、いつも冷静だ」(長官)
冷たい視線で二人を見る、軍服男…。


総合センターテレビスタジオ。
銃の乱射シーンで撃たれた人たちが倒れたままだ。
「…死んでいる?!」(ソガ)
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「ドラマじゃなかったんですか…?」(ダン)
「あくまでもドラマだ。ドラマは常に真実を要求されておるからなぁ」(長官)
「そのために実弾を!」(ダン)
「さよう…。地球のドラマづくりは、そうではないのかね…?」(長官)

←これまたシュールな、皮肉なセリフですよね。

ダンとソガをほったらかしにして、どんどん先に進んでいう長官と軍服男。
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←逮捕したんじゃないのか?

そんな呑気な長官たちの隙を突いて、逃げ出すダンとソガ。
しかし、出口が見つからない…。
そこに、アリーが救いの手を差し伸べる。
「さ、早くこっちへ…」(アリー)
アリーに導かれた二人は、広い倉庫のような建物へ入る。
「裏に、死体積車が来ています。死体と一緒ならゲートを出られます」(アリー)
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「あなたは、なぜ僕たちを…?」(ダン)
「弟に聞いたのです」(アリー)
「じゃあ、あの少年の…」(ソガ)
「時間がありません…。じゃ、後で…」(アリー)

死体運搬車に紛れ込み、総合センターを脱出する、ダンとソガ。


山道を走行する死体運搬車。
途中で故障のふりをしたアリーのアメ車が・・・
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死体運搬車から飛び降りるダンとソガ。

「早く、早く!」(少年)
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アメ車にはあの少年が乗っていた。

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←しかし、セブンではよくアメ車が使われるなぁ~ポインターも原型はそうだし・・・

スコーピオン号が不時着した地点に着いた一行。
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しかし、既に追手が先回りしていた。

「人間の街に行きましょう」(アニー)


第四惑星、人間居住区。
←1968年にできたばかりの「たまプラーザ団地」。

空には、四つの月が浮かんでいる。
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「月が四つ!」(ソガ)
驚愕のソガ…。

「ねえ、地球人をかくまって…。お願い…」(アリー)
「おい、そんなことしてみろ、全員死刑だぞ」(町の男A)
「このままじゃこの人たち、死刑になっちまうわ!」(アリー)

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町の人間に懇願してまわるアリー。

「おい、来たぞ!」(町の男B)
到着するジープ、降り立つ長官と軍服男。
「おい、あっちから逃げろ!」(アリーの恋人)
「さあ人間ども、かくまった地球人を出してもらおうか!」(軍服男)
「どうやら、お前がガイドらしいな…。えっ、そうだろう…」(長官)

アリーと少年に近づく、ロボット長官…。
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←緊張のシーンですが、後ろの方を見ると、赤ちゃんを抱っこしてたり、子供が普通に遊んでたりしてます。セブンのロケなので子供たちが集まってきちゃったんでしょうね・・・


「言わんつもりだな…。どうなるか、知ってるな!」(長官)
詰め寄るロボット長官。

「娘を死刑にしろ!」(長官)
その時、ある青年が・・・
「やめろ、アリーに罪はない!」(アリーの恋人)
しかし、取り押さえられる青年。
「こいつも一緒にやれ」(長官)


公開処刑場で、銃殺刑執行直前のアリーと恋人。
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不安そうに二人の様子をうかがうアリーの弟。
(SE)無人の観客席なのに、万雷の拍手が鳴っている…。

そこへ、射手を狙撃する、ダンとソガ。
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「取り押さえろ!」(長官)
その時、頭上から無数の飛行音がした。
「我が第四惑星の地球侵略部隊だ。地球は間もなく、我が掌中に落ちるのだ」(長官)
「クソッ…」(ソガ)

DAM!
「ウワッ…」(ソガ)
軍服男に撃たれて負傷するソガ…。
DAM!
今度はダンを狙う。
「デュワッ!」(ダン)
よけながら変身するダン。
←ソガがすぐ近くにいましたが・・・

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いきなり巨大化して総合センターを破壊するセブン。
←あの~・・・綜合センターには、ソガやアリー、恋人、少年がいるんですが。。。

次々と施設を破壊するセブン。
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地球侵略部隊のロケットも次々と破壊していく・・・
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・・・しかし、経費節減という理由から怪獣を出てませんが、セットを豪快に壊したり、特撮による合成シーンが多くフィルムも結構使ったそうで、これではあまり経費節減にならなかったのでは??


そして、ダンとソガは無事スコーピオン号で地球へ帰還・・・
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「ハッハッハ…。おい、もう帰ってこないかと思ったぜ」(フルハシ)
「…第四惑星、恐ろしい星だった…。ロボットが人間を支配しているんだ」(ソガ)
「第四惑星って本当にあったの?」(アンヌ)

力強く、うなづくダン。

「眠っている間に見た、夢か幻じゃないの?」(アンヌ)
「いや…夢じゃない!…夢じゃ…」(ダン)

「まあ、いいじゃないか。とにかく、スコーピオン号のテスト成功を機会に、地球防衛軍は全機関を電子計算機システムに切り替えるつもりだ。…みんな楽になるぞ」(キリヤマ)

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「そんなことしたら、第四惑星みたいに…」(ソガ)
「おい、もういい!もういい!」(フルハシ)
「俺は見たんだ…。ロボットの長官…。…処刑される…人間……」(ソガ)


ムキになるソガ。暗い表情のダン。
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「疲れてるな…、ゆっくり静養でもしてこい…」(キリヤマ)


境橋(神奈川県川崎市)。
緑の中を散歩する、ダンとソガ。
自動車専用道路をまたぐ橋から道路を見下ろす。
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その道路は、山を削り、谷を埋めて、建設されている。
「でも、地球の自然もだんだんと削られていくみたいだな…」(ソガ)

地球も目先の発展を優先して、かけがえのない自然を破壊したり、科学の進歩を過信して、機械に頼り放しにしていたら、いつしか第四惑星の二の舞になるのではないだろうか…。

「明日の天気は?」(ダン)
ダンは、下駄天気予報を提案する。ソガの気を紛らわそうと、あえて非科学的なことをしようというのだ。
「晴れだ!」(ソガ)
ダンの思いやりに気づいたソガ。
「雨ですよ…」(ダン)
「よし…」(ソガ)

はりきって、下駄を放るソガ…。
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軽い放物線を描いた下駄は、仰向けに落下した。
明日は、雨である。
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「ハッハッ…、ハッハッハッハ……」(ダン&ソガ)
大爆笑の二人。


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この気持ちを忘れない限り、太陽系第三惑星は決して、第四惑星の悪夢に怯えることはないのだ。
去りゆく二人の足元を車が流れてゆく…。




<今週の宇宙人>
・ロボット長官(成瀬昌彦)
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・身長:170㎝
・体重:60㎏
・出身:俳優座
・特技:ビンタの連打
・特徴:人前でアタマの中を見せびらかす

・ロボット署長(森塚敏)
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・身長:172㎝
・体重:56㎏
・出身:俳優座養成所第1期生
・特技:ムチ打ち
・特徴:ガムを噛んでるような不快な音を出す


<ゲスト出演者>
・ロボット長官役:成瀬昌彦さん
成瀬さんは初代「劇団青年座」の代表。青年座は、1954(昭和29)年5月に、俳優座の準劇団員だった若人が10人で旗揚げした、当時では珍しい創作劇団でした。設立メンバーは、成瀬昌彦、土方弘、初井言榮、山岡久乃、森塚敏といった俳優座出身の諸氏でした。第29話「ひとりぼっちの地球人」ではニワ教授役でゲスト出演されてました。

・ロボット署長役:森塚敏さん
森塚さんも同じ「劇団青年座」の設立メンバー。その後、劇団の座長として、西田敏行、津嘉山正種、高畑淳子など多くの若手俳優を育てました。配偶者は同じ劇団員だった、あの山岡久乃さん。2006年にお亡くなりになっています。

・ロボット長官秘書アリー役:愛まち子さん
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1966(昭和41)年テイチクレコードより「夢は夜ひらく」でデビューした歌手でしたが、今ひとつヒットに恵まれまれず、女優業へ転身。初出演が本作品だったそうです。ちなみに「夢は夜ひらく」は、その後1968年に藤圭子さんの「圭子の夢は夜開く」として大ヒットしました。

・アリーの弟役:川田勝明くん
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子役の川田くんは、同じ実相寺監督作品のウルトラマン第15話「恐怖の宇宙線」にて主人公の「ムシバ」を演じてます。また、第11話「宇宙から来た暴れん坊」にも出演、第26話「怪獣殿下(前編)」を経て、第33話「禁じられた言葉」で再び主人公「サトル」を演じられるほど『ウルトラマン』の子役として大活躍しています。

・アリーの恋人役:小野川公三郎さん
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大映映画最後の輝きとなった『高校生番長』シリーズ(1970年 - 1971年)を支える一人として、篠田三郎、関根恵子(現・高橋惠子)、松坂慶子らとともに活躍された俳優です。


<ロケ地>
・平和島(第四惑星)
・品川埠頭(第四惑星)
・鹿島建設本社ビル(総合センター外観)
・世田谷体育館(公開処刑場)
・TBS(総合センターテレビスタジオ)
・たまプラーザ団地(人間居住区)
・境橋(ラストシーン)


<撮影秘話>
・円谷プロのある東京都世田谷区内を縦横に走る路面電車「東急玉川線」、通称「玉電」。昭和30年、この玉電に画期的なデザインの新型車両がデビューしました。東急200形、通称「ペコちゃん」です。
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以来、実相寺監督は「ペコちゃん」の虜となってしまったそうです。魂を200形に吸い取られていた監督は、自分の担当する回で使う宇宙船のフォルムをなんとか200形に似せようとしたが、円形の構造をセットに再現するのがむずかしく、望みは叶わなかった。実際に作ったセットは似ても似つかぬものとなり、撮影した場面は、かなり暗いライティングしてしまったそうです。

・ロボット長官の頭部合成について、光学合成を担当したの中野稔氏は、VTR「私の愛したウルトラセブン」の中で、「今見ても、細かい合成やってたな、って思いますけど…、それにしても中身がねぇ…。あのころは、精一杯だったんですよ…、これでも…」と、回顧しています。歯車とかネジとか部品が沢山つまっているというのが、当時のロボットのイメージだったんでしょうね・・・

・ラストシーンで、 ダンとソガが橋の上で下駄を使って天気を占いますが、そこは、東急たまプラーザ駅から少し歩いたところにある「境橋」という橋です。その名の通り、川崎市宮前区と横浜市緑区の境界にあたり、この回が放送された年である1968年(昭和43年)の4月25日に 「東京IC - 厚木IC間」が開通した、出来立てホヤホヤの「東名高速道路」を跨いでいます。




以上、2回に分けてお届けしました「第四惑星の悪夢」、いかがでしたか?


まるで星新一のSFショートショートに出てきそうなシュールなストーリー、斜めからのアングルやアップを多用した実相寺ならではのエキセントリックかつアバンギャルドな映像演出、未来世界の設定ではあるが、そこはかとなく感じられる昭和40年代の雰囲気(空き地、アメ車、団地、子供たちの服装、等々)、子供向け番組とは到底思えない作品になっています。

セブンにおける実相寺監督作品は、既出の第8話「狙われた街」、絶賛欠番中の第12話「遊星より愛をこめて」、この回ともうひとつ、第45話「円盤が来た」の4本です(実際に見ることができるのは3本)。。。もっと実相寺セブンを見たかった。。。でも、この後、「怪奇大作戦」でその映像マジックを再度、堪能できます!






以上、「魅惑のセブンの世界・・・」のコーナーでした!



次回もお楽しみに!

(C)円谷プロダクション




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Posted on 2017/07/28 Fri. 19:15 [edit]

CM: 2
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« ウィークエンドサンシャイン_2017年7月29日【ON AIR LIST】  |  魅惑のセブンの世界・・・ その43(前半) »

コメント

これは現実です

第四惑星のロボット長官たちは足りなくなる予定の奴隷を地球で確保するために仕掛けようとしましたがダンさんとソガさんは第四惑星の人たちの協力を得て阻止する事が出来ました(*^▽^*) でも第四惑星はあの後どうなったんでしょう?(・0・) 第四惑星の人たちはロボット長官たちから星を取り戻せたんでしょうか そして無事に地球に帰って来れたダンさんとソガさんですが第四惑星で見た事,起こった出来事を他の人たちに話しても相手にされず「自動操縦にする」,「進歩した技術で楽になるぞ」,と言われたりアンヌさんからは「夢を見ていたんじゃないの?」と言われてしまいましたが,あれが夢なら撃たれて負傷したソガさんの腕は説明がつきません(・_・) やっぱり現実だったんです そしてラストシーンは根拠のない非科学的な天気予報をして笑い合うお二人(^^) この気持ちさえ忘れなければ第四惑星の悪夢に怯える事はないんです 実相寺監督は教えてくれました やっぱり実相寺監督の作品は見応えがあり大切な事を考えさせてくれます(*^▽^*)

masa #- | URL | 2017/11/04 22:22 * edit *

Re: これは現実です

masa様、コメントありがとうございます。
本当に実相寺作品は面白いですね。出来立てホヤホヤのたまプラーザ団地や東名高速、昭和40年代を感じさせるロケーションもイイですね!

> 第四惑星のロボット長官たちは足りなくなる予定の奴隷を地球で確保するために仕掛けようとしましたがダンさんとソガさんは第四惑星の人たちの協力を得て阻止する事が出来ました(*^▽^*) でも第四惑星はあの後どうなったんでしょう?(・0・) 第四惑星の人たちはロボット長官たちから星を取り戻せたんでしょうか そして無事に地球に帰って来れたダンさんとソガさんですが第四惑星で見た事,起こった出来事を他の人たちに話しても相手にされず「自動操縦にする」,「進歩した技術で楽になるぞ」,と言われたりアンヌさんからは「夢を見ていたんじゃないの?」と言われてしまいましたが,あれが夢なら撃たれて負傷したソガさんの腕は説明がつきません(・_・) やっぱり現実だったんです そしてラストシーンは根拠のない非科学的な天気予報をして笑い合うお二人(^^) この気持ちさえ忘れなければ第四惑星の悪夢に怯える事はないんです 実相寺監督は教えてくれました やっぱり実相寺監督の作品は見応えがあり大切な事を考えさせてくれます(*^▽^*)

tera045 #- | URL | 2017/11/07 18:38 * edit *
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