【tera045の音楽&サブカル備忘録】

「tera045」が関わった音楽&サブカル(TVマンガ、特撮など)に関する興味、関心、活動などを記録していくブログです。

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魅惑のセブンの世界・・・ その46  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




ヒーロー物には必ず出てくる「ニセモノ」が登場するこの回!




ウルトラセブン第46話「ダン対セブンの決闘」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)8月18日
制作話数:第46話
脚本:上原正三・市川森一
監督:鈴木俊継
特殊技術:大木淳



<あらすじ>

「平和で美しい伊良湖岬…。近頃、この一帯に怪現象が頻々と起こっているとの情報をキャッチした地球防衛軍では、ハイドランジャーで海底を捜索する一方、ウルトラ警備隊のダン、フルハシ、アンヌの3隊員を現地に派遣。その原因を追求することになったのである」(浦野光)

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← 秘密捜査であるため、隊員服ではなく変装して出動する3人。しかしフルハシの作業員姿・・・違和感ないです(笑)


怪しい水中翼船が伊良湖岬沖に出没。
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沖合いを双眼鏡で監視している、土木作業員姿のフルハシ。
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船から降り立った謎の女。赤い「ホンダS800」で疾走する。
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「あ、来たわ…」(アンヌ)
「よし…」(ダン)

すかさず、尾行に入るダンとアンヌ。
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←尾行下手くそだなぁ〜近すぎるだろ(笑)

ホテルのプールでのんびりくつろぐ女。
見張る、ダンとアンヌ…。
「今日こそ尻尾を掴んでやるぞ…」(ダン)
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時計を取り出し微笑む女。…素振りが、妙だ。
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「アンヌ、女の近くで見張るんだ」(ダン)
プールに飛び込むアンヌ。
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海底警戒中のハイドランジャー。
「不思議な音波が聞こえています…」(防衛隊員)
それは、魚雷の推進音だった…。
「うわぁぁ…」(防衛隊員)
魚理、命中!…。爆沈するハイドランジャー。
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怪しい笑みを浮かべ、プールから立ち去る女。
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その時、無線コール音が・・・
「ハイドランジャーがやられたぞ。やはりその一帯には、敵の基地があると見なければならん。尾行している女の様子はどうか?」(キリヤマ)
「今のところ、別に。でも、水中翼船でどこからともなく現われることや我々の関心を引こうとする点など、どうも只の女じゃなさそうですね…」(ダン)
「一刻も早く正体を掴むんだ。我々もそちらに急行する」(キリヤマ)

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プールの泳ぎ、やっと女のいた場所に走り寄るアンヌ。
交信の終わったダンも来た。
「アンヌ、ハイドランジャーがやられたぞ」(ダン)
「ええっ?…ダン、これを忘れてったわ」(アンヌ)

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爆発時刻で止まっている腕時計
「見ろよ、ハイドランジャーがやられた時間で止まっている。あの女を捜すんだ」(ダン)

館内をくまなく捜索するアンヌ・・・
・・・の体で、タイアップ先である、三谷温泉「松風園」名物、楽しいお風呂のご紹介

タコさん風呂
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イカさん風呂
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すべり台風呂
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・・・子供たちにウケそうですね(笑)。


そうこうしている隙に、赤い「ホンダS800」で逃げだす女。
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「チキショー…。アンヌ、フルハシ隊員と本部に連絡を…」(ダン)

行きと同じ道を、またまた下手くそな尾行をするダン(笑)
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土木作業員姿で警戒中のフルハシ。
「赤いスポーツカーです」(アンヌ)
「よし、わかった」(フルハシ)

すかさず道をふさぐフルハシ…。
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しかし、赤いエスハチは、フルハシ検問を強行突破。
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続くダンの黒いセドリック。

漁港の脇のカーブを曲がる…。しかし、赤いエスハチは消えていた。
セドリックを降りて、周りの捜索を始めるダン。その近くには灯台があった。

無防備に灯台に近寄り、階段を駆け上がる…。
その時、ショック光線がダンを襲う…。
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気が付くダン。しかし、体が拘束されていて、動かない。
「ようこそセブン、ミイラとりがミイラ…。まんまと罠にかかったわね」(女)
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「ここは海底にある、我らサロメ星人の海底工場」(男)
「工場?…」(ダン)
「あなたは私たちの作っているものを見たくて来たのでしょう。ことにあなたには、ぜひにでも見てもらいたい」(女)



拘束具を解いて、ダンを自由にするサロメ星人の男女。ダンをある場所へ誘う。
「開け!」(女)
そこで、ダンが見たものとは…!
「あっ…」(ダン)
驚愕のあまり、後ずさりするダン
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なんとそこには、ウルトラセブンが立っていたのである!

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いや、本物ではない・・・ロボットの「偽せウルトラセブン」だ。


「こんなもの作って、どうするというんだ!」(ダン)
「無敵の超人ウルトラセブンを我らの味方にできたら…」(男)
「セブンは地球人の味方だ!」(ダン)
「それがもうすぐ地球人の敵になるわ!地球上のあらゆる物を破壊する、ウルトラセブン…。正義の味方が悪魔の代名詞になるのよ…」(女)

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先ほどの部屋に戻り、おとなしく拘束具をつけられるダン…。
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←とっとと、逃げろよ!

「そこで、お前に頼みがある。我らがセブンは完成間近だが、ひとつだけ足りないものがある。ウルトラビームだ…。ビームの秘密を知りたい!我らがセブンは、我がサロメ星の科学を結集して作り上げたものだ。完成すれば天下無敵…。我らの計算では、本物のセブンでも倒せる!」(男)
「さあ、ダン…。ウルトラビームの秘密を云うのよ」(女)
「……」(ダン)

そんな重大な秘密を話すわけにはいかない。
「よし、トークマシンを使おう」(男)
(チキショー…。ウルトラ・アイさえあれば…)(ダン)

ダンは、ウルトラ・アイを車に置いてきたのだ。


ホーク1号が到着した。
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フルハシ・アンヌと合流するキリヤマ隊長・ソガ・アマギ。
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「間違いなくダンの車です」(アンヌ)
「この先に灯台があります」(フルハシ)
「よし、行ってみよう」(キリヤマ)


灯台に近づく一行…。
「ちょっと待て!」(キリヤマ)
キリヤマ隊長が持っていた万年筆型の探知機が反応した。
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「下がれ!」(キリヤマ)
石を放る。爆発し粉々になる石。
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「見えないバリヤに包まれている…。引き上げよう」(キリヤマ)


トークマシンをかけられるダン。
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「ウッ…ウウウ…」(ダン)
「さぁ、ウルトラビームの秘密を言え…」(男)
「早く言うのよ、ダン」(女)

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「ウッウウウ…、M・2・S・H・3・G・W・F・B・1…」(ダン)
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←こんなので分かるのか??

「よぉし、よく言った…。これでウルトラビームができる。我らがセブンも完成するぞ」(男)


海岸。
「おそらくこの辺の地下には敵の基地がある…。おそらくダンも…」(キリヤマ)
「どうやって潜入します?」(アマギ)
「まともに行っては、ダンの二の舞になる…」(キリヤマ)

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またまた拘束具を外され、ダンを自由にするサロメ星人の男女。おとなしくついていくダン・・・
ウルトラビーム取り付けを見せられる・・・
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「ダン、見なさい。あなたの兄弟が誕生するのよ」(女)

ウルトラビーム照射。
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動き出した、ロボットセブン。
「セブンを地上に出す。ウルトラ警備隊もセブンが相手なら不足はなかろう、フッハッハ…」(男)
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ロボットセブンは、掛け声とともに地上へ向かった…


「あっセブンだ!」(ソガ)
しかし、ウルトラ警備隊の目の前で、貨物船を攻撃するセブン。
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←船の名前、黒潮丸…、いっつもこんな名前だね…。

「セブンが船を!」(フルハシ)
「狂ったのか!」(アマギ)
「まさか、そんなはずはないわ!」(アンヌ)

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終わりが近くなり予算が余ったのか?、豪快にセットを壊すセブン(笑)
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またまたおとなしく拘束具をつけられるダン…。
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←だから、隙をついて逃げろよ~・・・

海底工場に時限装置をセットするサロメ星人。
「ここが、お前の墓場だ」(男)
「さようなら、ダン!」(女)

脱出するサロメ星人。
(早く何とかしなければ、基地もろとも吹っ飛ぶぞ…)(ダン)

拘束具をライターで焼き切るダン…。
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←タバコも吸わないのに、なぜ持ってる?

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←熱そう・・・

なんとか拘束具を焼き切って脱出!

爆発する海底工場。
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間一髪、間に合ったダンは、泳いで海岸へたどり着いた。

「アギラ、頼むぞ!」(ダン)
ウルトラ・アイを取りにいく間、アギラを使って時間を稼ぐ。
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←カプセルは持っていたんだね…?

しかし戦う相手がご主人様であるセブン??悩むアギラ・・・
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そんな従順なアギラに、殴る蹴る引っ張るの暴行を加える偽セブン。
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ウルトラビームでホークを攻撃する偽セブン。
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海水へ不時着するホーク。
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ボートで脱出する隊員達。

やっとセブンに変身。
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セブンvs偽セブンの対決だ!

ビームで攻撃しあうセブン&偽セブン。
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←どうみても紐だが・・・

空中で激突するセブン&偽セブン。
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海面へ落ちる、そして爆発!
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・・・どっちのセブンが勝ったのか・・・?

しばらくして、海面へ浮かび上がるセブンの姿が。
サロメ星人のほうに泳いでくる・・・
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「もう世界は我々のモノ。地球人たちは、我らのセブンに征服されるでしょう…」(女)
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しかし、近づいたセブンは、サロメ星人の水中翼船型宇宙船を持っていく。
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そして、空中に飛び去っていく…。
かなたで閃光が…、サロメ星人の宇宙船が爆発したのだ
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「セブンは勝ったんだ、俺たちのセブンだ!」(アマギ)
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飛びながら警備隊員に敬礼するセブン。
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「おーい」(ダン)
「あっ、ダンだわ!」(アンヌ)
「ダン!」(ソガ)
「隊長ぉ!」(ダン)

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平和的な終曲~伊良湖岬遠景。
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<今週の宇宙人>
・ロボット超人:ニセ・ウルトラセブン
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・身長:40m
・体重:3万5千t
・出身:伊良湖岬沖、海底秘密工場
・特技:セブンの真似
・特徴:腰のベルト模様
・弱点:やっぱ、本家には勝てない 

・侵略星人:サロメ星人
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・身長:1m55㎝~1m75㎝
・体重:45㎏~80㎏
・出身:サロメ星
・特技:人間に化けっぱなし
・特徴:変身しない


<ゲスト出演者>
・女サロメ星人役:嘉手納清美さん
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1960年代後半から1970年代にかけて映画やドラマなどで活躍し、セブンの他、「ミラーマン」など円谷プロの番組にも出演。元夫は「ウルトラQ」のピーターの回で、ボクサー:ダイナマイトジョーを演じた工藤堅太郎氏。

・男サロメ星人役:高橋正夫さん
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特別機動捜査隊の刑事役で出演されたらしいですが、それ以上の詳しい情報は不明。


<ロケ地>
・観音崎灯台(サロメ星人の秘密基地)
・荒井漁港(赤いスポーツカーを追跡するシーン)
・日本相互銀行 上野毛研修会館(屋外プール)
・荒崎海岸(海岸の岩場シーン)
・伊良湖岬(冒頭とラストの映像)
・三谷温泉「松風園」(女が立ち寄るホテル)


<撮影秘話>
・この回は第44話「恐怖の超猿人」とカップリングで撮影されました。前回の犬山からほど近い、渥美半島の先端、伊良湖岬が今回の舞台です。

・「ノンマルトの使者」に続いて、水着姿を披露したアンヌ。ノンマルトの時は衣装だったそうですが、今回のは私服だそうです。

・怪しい女が運転する赤い「ホンダS800」は1965年10月発売。通称「エスハチ」と呼ばれ、同クラスの「トヨタスポーツ800」通称「ヨタハチ」と人気を二分していました。またこの回では、1958年発売以降「てんとう虫」の呼び名でロングセラーとなった「スバル360」も写っています。当時の傑作車たちが劇中で活躍するのもセブンならではの魅力のひとつです。






以上、「魅惑のセブンの世界・・・」のコーナーでした!



次回もお楽しみに!

(C)円谷プロダクション




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Posted on 2017/08/18 Fri. 19:00 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その45(後半)  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




前回に引き続き、ウルトラセブン第45話「円盤が来た」の後半です!




ウルトラセブン第45話「円盤が来た」

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<あらすじ(後半)>

作戦室にアンヌが入ってくる。
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「隊長、昨日の第一通報者、世田谷区のフクシンさんです。今日は、円盤のフィルムを持って駆けつけたそうです」(アンヌ)

隊員たちは、またも関係各方面との確認の真っ最中…。しかし、またも異常はないようだ。

「昨日今日と、アマチュアからの知らせがやけに多い。しかし、天文台その他の観測所では何の異変も認めていない…。どういう現象だろう?」(ソガ)
「バカげてるよぉ!こんなデララメな通報をいちいちウルトラ警備隊が真に受けて、パトロールに出動するなんてのわぁ…」(フルハシ)
「何ともなければ、それでいいじゃないか。我々が無駄な働きをすればするだけ、地球は平和ってことだ…」(キリヤマ) 
「隊長、フクシンさんの持参した写真を焼いたんですが、何の異変もないようです」(アンヌ)
「アハハハ…、そんなことだと思ったよ」(フルハシ)
「これからはこの手の通報連絡は広報班にやってもらうか」(キリヤマ)
「そうですよ隊長、肝心なことがおろそかになるといけません」(アマギ)


しかし、ダンとソガは、写真を見ながら、
「・・・星が多いな・・・」(ダン&ソガ)
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真夜中。またもウルトラ警備隊に相手にされなかったフクシンと酔っぱらったゲンさんが、大声を出しながら・・・

「何がウルトラ警備隊だ!俺はこの目でちゃんと見たんだっ!」(ゲンさん)
「まあ、いいじゃないですか、なんかの間違いだったんですよ・・・」(フクシン君)
「おい!起きろ~!チクショウ~!起きろってんだ!!」(ゲンさん)

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ソバ屋をたたき起こそうとするゲンさん。

騒音にたまらず起きてきたソバ屋のシゲ。
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「いい加減にしてくれよ!眠れやしねえじゃねえかよ!」(シゲ)
「・・・すいません。」(フクシン君)


そんなことはお構いなしに、大声で叫ぶゲンさん。

「円盤だ~!宇宙人だ~!!」(ゲンさん)
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すっかり出来上がったゲンさんを介抱するフクシン。普段の二人をやり取りを知るシゲはこの姿を見て・・・

「あ~?いったいどうゆう風の吹き回しだい?」(シゲ)



多摩川土手。またまたあの少年と出会うフクシン君。
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「お兄ちゃんなぁ…、あんまり気が強い方でもないし、星を見ることだけが、楽しみだったんだよ。どこでもヘマばかりやって、怒られてばかりだろ。…それに人間なんて嫌いなんだ」(フクシン君)
「慰めてくれる恋人はいないのかい?」(少年)
「…ませてるなぁ、ボクは?」(フクシン君)

「いいだろ星はきれいで、星の世界に行ってしまいたいよ…」(フクシン君)
「ボクがお兄ちゃんの望みをかなえてあげるよ…、きれいな星の世界に連れてってあげる」(少年)
「…いいだろうなぁ、星の世界で暮らすのは…、のんびりと誰にも煩わされず…」(フクシン君)

夢見るフクシン君。

「…けど夢さ!僕のアタマはどうかしてるんだ。ありもしない円盤のことなんかで、夢中になってウルトラ警備隊に報告したりしたんだ。うちのガラクタ望遠鏡で見えるんなら警備隊や天文台じゃ、もっと早く見えるはずだもんな…」(フクシン君)


少年の家にやってきたフクシン君。
家に入ると同時に、BGMに「野球中継」が被る…。
←「狙われた街」と同じですね・・・
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「坊やの家は、望遠鏡屋さんか!」(フクシン君)
「ガラクタさ!」(少年)
「いやぁ、ずいぶん立派なものだヨ。…お店の人もお母さんたちもいないのかい?」(フクシン君)
「うん、もうすぐ来るよ…」(少年)
「いいなぁ…、こういうのが欲しいなぁ…」(フクシン君)


数並ぶ天体望遠鏡のひとつを覗いてみるフクシン君。
「あっ…!」(フクシン君)
なんと、その望遠鏡にも円盤が見える!
「坊や、ちょっとこの望遠鏡覗いてみてごらん。円盤が見えるかどうか確かめてくれよ!」(フクシン君)
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「確かめなくたって見えるよ、お兄さん」(少年)
「えっ…」(フクシン君)
「もっとよく、大きな画面で見せてあげるよ」(少年)

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襖を開ける少年。そこには大画面テレビが…。
「…それは…」(フクシン君)
テレビに写る円盤群。

「これは、ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星で、地球を征服するために送り込んだ円盤群さ…」(少年→ペロリンガ星人)
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「やっぱり…」(フクシン君)
バックで流れていた野球中継、打球音と大歓声。
絶句するフクシン君。
光の中に消えていく少年…。



少年に変わって光の中から現われたサイケな色調の「ペロリンガ星人」
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「君ガ見タモノハ、正シカッタノサ。うるとら警備隊ヤ天文台ガ信用シナカッタノハ無理モナイ。私タチハ、円盤ヲ星ニかもふらーじゅシタンダカラネ。君ノ素晴ラシイ直感デ円盤ニ見エタモノモ専門家ニハ星トシカ見エナイ。コレデ専門家ヲ油断サセルノガ、私タチノ狙イサ。ツマリ、うるとら警備隊ヤうるとらせぶんヲネ…。私タチハナルタケ穏ヤカニ、コトヲ運ビタイノサ…。」(ペロリンガ星人)

「『おおかみガ来タァー!』…、幾度モ言ッテイルウチニ誰モ振リ向キモシナクナル。本当ノおおかみハ、ソノ隙ニヤッテクル!。…コンナ地球ノ童話ヲ私タチモ知ッテイルヨ…」(ペロリンガ星人)
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懐かしの「黒電話器」をフクシン君の前に持ってくる…。
「普通ノ地球ノ電話機サ…。試シテゴラン。私ハ今、宇宙人ノぺろりんが星人ト話シヲシテイルト言ッテ…」(ペロリンガ星人)
言われるままに電話をかけるフクシン君。
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「ソウソウ…」(ペロリンガ星人)
ペロリンガ星人に頭をなでられるフクシン君。


地球防衛軍広報班。
「えっ~、宇宙人の習慣についてのお尋ねですかぁ…」(防衛隊員)
またかよぉ…、と言う感じの防衛隊員。
「…宇宙人だよぉ!…宇宙人だよぉ!…宇宙人だよぉ!…宇宙人だよぉ!」(フクシン君)
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「ではまた、どうもどうも」(防衛隊員)
ガチャ…。
今度は資料を返しにきたダンに取り次ごうともしない。。。

一方的に電話を切られて呆然とする、フクシン君…。
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「ホウラ、モウ本当ノコトヲ信ジチャクレナイシ、本部ノ誰ニモ取リ次イデモクレナイダロウ。人間ナンテソンナ動物サ…。専門家ハ常ニあまちゅあヨリ正シイト思ッテイルノサ。ソコヲ突ケバ、油断シテイル隙ニ、苦モナク地球ヘ大円盤群ヲ着陸サセラレル。」(ペロリンガ星人)

「サァ、約束ヲ果タシテアゲヨウ…。私ハ地球ニ飽キ飽キシタ君ヲ、星ヘ連レテイッテアゲルヨ…。モウ随分大勢ノ地球人ヲ、私ハ星ヘ連レテイッテアゲタンダ。ホラ、アル日突然蒸発シテ、イナクナッタ人タチガ、君ノ身ノ回リニモイルダロウ…」(ペロリンガ星人)

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誘惑に負けそうなフクシン君…。


メディカルセンター。
アンヌ、ダン、ソガの3人が、フクシン君の撮った写真を見ている。
「いいこと、星が一瞬の露光で写るわけがないとしたら、これはなんだと思う?・・・これは星じゃないのよ…」(アンヌ)
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写真を食い入る見るダン。
「星に見せかけた円盤群なのよ、やっぱり!」(アンヌ)
顔を見合わせるダンとソガ。
「異常発光物体だから、アマチュアのカメラにも写ったってわけ…」(アンヌ)


作戦室。
「隊長、ここの所なんです」(ダン)
さっきのフクシン君の電話の録音テープを聞く。
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「あのね警備隊や天文台の観測機は強力な磁気と、…何だっけ?…"フ・ト・ー・シ・バ・リ・ヤ・ー"…不透視バリヤーだってさ、そいつで見えるものも見えなくされちまっているんだよぉ…。わかんないのかい…、宇宙人が襲来……」(フクシン君)
明らかに別人の声が混ざっている。

「よし、わかった。ダン、ソガは直ちに、パトロールに出発!」(キリヤマ)
ウルトラ警備隊出動!


宙空に向かったホーク1号。
幾つもの光の固まりが攻めてくる…。
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ペロリンガ星人も飛んできた…。
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セブンも飛んできた。
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戦うセブンとペロリンガ星人。
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サイケデリックなイメージ画面でよく分からん(笑)。

そのうち、決着はついた・・・みたい?
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←実相寺作品では戦闘シーンはほとんどオマケみたいなもんですね(笑)。



ポインターで送られるフクシン君。
「お、帰ってきたぞ…」(ヤジウマ)
ポインターに群がる横丁長屋の人々。
「いずれ、ウルトラ勲章は君のモノさ」(ダン)
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ヒーローの凱旋に沸く、横丁長屋。
「いい青年だよ。俺は昔から目をつけていたんだ!」(ゲンさん)
「ほぉう…」(シゲ)

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←勝手なことばかり言ってる(笑)

「どうだい、俺のところへタダで養子に来ないか」(ヤジウマ)
「サブ!よくやった」(ヤジウマ)

喧騒の横丁長屋…。
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居場所がないような表情のフクシン君は、今日もまた夜空を見上げる…。
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廃管、赤錆びの鉄屑。
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古タイヤ。
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廃材。
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オート三輪。
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いずれも今では見られない昭和の下町工場付近の風景。

そんなゴミだらけの町の中で、今日も自転車で工場へと向うフクシン君。
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今日もまた、遅刻だ。
社長からまた小言を言われるのか…。
また、つまらない一日が始まるのだ。
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こんなゴミだらけの地球は捨て去って、キレイな星に行ってしまいたかった…。
そう思いつつも、フクシン君は今日を生きるのです。。。



おしまい。







<今週の宇宙人>
・サイケ宇宙人:ペロリンガ星人
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・身長:1m80㎝
・体重:80㎏
・出身:ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星
・特技:人の弱みに付け込む
※ちなみにペロリンガ星人の声は、ナレーターの浦野光氏があててます。


<ゲスト出演者>
・フクシン君役:実相寺作品では常連の冷泉公裕さん
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冷泉さんは、文学座演劇研究所出身の演劇畑の俳優で、実相寺昭雄監督作品では常連だそうです。また、テレビでも「北の国から95」「ニュースなあいつ」といった人気ドラマに出演され、声の出演として、「もののけ姫」にも参加されたそうです。

・ゲンさん役:初代「食いしん坊バンザイ!」でお馴染み、渡辺文雄さん
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下町の町工場の頑固オヤジを演じた渡辺さんは、なんと東大出身、その後電通入社を経て、俳優の道に入ったという経歴の持ち主。「ウルトラQ」第15話「カネゴンの繭」では、カネゴンと敵対するヒゲオヤジをゲンさんと同様のキャラで、怪演されています。

・そば屋「増田屋」の若旦那シゲ:ミッキー安川さん
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ミッキーさんは、ヨコハマ生まれのアメリカ育ち。シンシナチ大学卒業後、サンディエゴ大学院へ進みます。その後、帰日してバンドマネージャーみたいなことから芸能界入りしました。

・謎の少年役:高野浩幸くん
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後に超人バロムワンの白鳥健太郎役で有名になった高野さんは、円谷作品では他にも、怪奇大作戦 第12話「霧の童話」、「帰ってきたウルトラマン」第15話「怪獣少年の復讐」などに出演されています。NHKの少年ドラマシリーズ「なぞの転校生」の主人公役も彼だそうです。

・町工場の社長役:金井大さん
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第3話「湖にひみつ」で、エレキングの幼魚を釣り上げたおじさんとして出演、セブン2回目の登板です。たったひと言だけのセリフですが、妙に存在感がありますね。


<ロケ地>
・和泉多摩川(河原のシーン)
・東宝ビルト(フクシン君のアパート、金子自動車)
・世田谷区砧の蕎麦屋(そば屋「増田屋」)


<撮影秘話>
・本作は第43話「第四惑星の悪夢」とのカップリングで製作されました。第43話同様、共同脚本名義になっていますが、第43話が上原正三脚本がベースだったのに対し、本作は実相寺昭雄単独脚本だそうです。

・セブンにおける実相寺4作品のロケは、すべて多摩川流域を中心に選んばれています。調布市、狛江市、世田谷区、大田区、そして対岸の川崎市です。特に川崎側には第8話「狙われた街」の冒頭シーン、北川町駅前、メトロン星人のアパート、本作品の町工場やラストシーンなど、シリーズ屈指の名場面のロケ地が散在しています。実相寺監督の「川崎高」というペンネームは、川崎という土地からとられたようです。

・劇中頻繁にでてくる河原は和泉多摩川の土手です。この辺りは1974年9月に発生した「多摩川水害」により、狛江市猪方地先の左岸堤が260メートルにわたって決壊、民家19戸が飲み込まれました。住宅が川に流されるというショッキングな映像が、当時のニュースなどで繰り返し放送され、その後、家庭崩壊をテーマとして高視聴率を記録したTBSテレビ「岸辺のアルバム」のオープニング・タイトル・バックにそのニュース映像が使用されことでも有名です。





以上、「魅惑のセブンの世界・・・」のコーナーでした!



次回もお楽しみに!

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Posted on 2017/08/11 Fri. 19:15 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その45(前半)  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




またまた私の大好きな「実相寺監督作品」の第4作目!



ウルトラセブン第45話「円盤が来た」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)8月11日
制作話数:第44話
脚本:川崎高・上原正三
監督:実相寺昭雄
特殊技術:高野宏一



またまた私の大好きな作品です!

なので、解説はいつもより長くなるため、まず前半をお届けします!


<あらすじ(前半)>

真夜中の星空。物干し台から熱心に天体望遠鏡を覗く若い男がいる。
アマチュア天文家の「フクシン君」である。
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すると、鉄板を叩く騒音が…。
「……う、うるさい…!…何時だと思ってんだぃ…」(フクシン君)
「大きなお世話だ!まだ、宵の口じゃぁねえかぁ!」(ゲンさん)
「うるさいんだけどね。近所迷惑じゃないか、夜遅くになって」(フクシン君)
「何ぃ!うるせえっていうのはな、こういうのをいうんだい!」(ゲンさん)

手当たり次第に大きな音を立てるゲンさん。
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←まさに下町の工場の頑固オヤジ(笑)。

あまりの騒々しさに、思わず乾してあった洗濯物で耳を覆うフクシン君。
それでも懲りずに望遠鏡を覗く、フクシン君であった…。

「そう、彼が心休らかに星の世界へ飛び込めるのは、夜遅くなってからでありますが…夜を徹して星を見るのあまり…、このありさま…」(浦野光)
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コックリ、コックリ…、遂には機械の方に体が傾く…。
「あ、危ない…。しっかりしろ!」(同僚)


町工場の社長からお小言を頂戴するフクシン君。
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「星を見るのもいいかげんにしろや…。第一、いい年して少しは自分のことを考えたらどうだ。ここんとこ、成績がよくないぞ…」(社長)


小田急線多摩川鉄橋近くの五本松河原。
自転車に乗っていたフクシン君。自転車を降りて河原の草むらに寝転がる・・・
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←こういうシーンって、昔よくありましたね。

草の茎をくわえて、ぼーっと寝そべるフクシンの元に、ひとりの少年が・・・
草むらに寝転がった時に転がった「アルマイトのお弁当!」を拾ってくれたのだ。
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←アルマイトのお弁当・・・昭和の風景ですね。。。

「なんか悩んでんね、おじさん…」(少年)

多摩川住宅の給水塔をバックに土手を歩くフクシン君と少年。
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「近頃じゃネオンとかいろんな明るいものが多いだろ、夜遅くならないと星を見ることが出来ないんだよ…。だから、お兄さん、会社じゃ眠くてヘマばかり…」(フクシン君)
出会ったばかりの少年に、つい愚痴をこぼすフクシン君。
「宇宙にね、お兄さんの名前の付いた星を持ちたいのさ。フクシン彗星…」(フクシン君)
「ふ~ん」(少年)
「それに、星は汚れてなくてきれいだろ、地球なんか人間もウジャウジャいるし、うるさくて…。君も一度、星を見てごらん、素晴らしいぞ!」(フクシン君)
「まぁ、今夜いいことがあるよ、きっと…」(少年)

多摩川五本松河原に沈む夕日…。


「草木も眠る牛満刻…、それでもフクシン君は止められず…」(浦野光)

しかし、今夜は様子が違う・・・望遠鏡に写るのは、大星団…?
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「…星じゃない、大変だ。円盤だ、宇宙人だ!!!」(フクシン君)
あわてて、ゲンさん宅の戸を叩くフクシン君。
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「…うるせぇな、この野郎!…何なんだ、今時分?」(ゲンさん)
「大変だよ。宇宙人の襲来だ。すぐウルトラ警備隊へ…」(フクシン君)
「この野郎、寝ぼけやがって…、何が宇宙人だいッ!」(ゲンさん)

まったく相手にされないフクシン君。

やむをえず、電話ボックスから通報する。
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「あっウルトラ警備隊?えっそう一般市民ですが、緊急連絡です」(フクシン君)

真っ暗な作戦室。ソガが一人で夜勤の宿直中。
「今ごろ一般市民から。あ~、とにかくつないだ…」(ソガ)
すげえメンドくさそうなソガ。
「…はい、世田谷区のフクシンさん…はいっ?」(ソガ)
うって変わった明るい声で応対するソガ。
「…えっ、円盤襲来!」(ソガ)
いつもの声に戻るソガ。
「うん、計算した、うん…、データを頼むよ…東経139度40分、北緯は35度?……」(ソガ)
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キリヤマ隊長ら隊員たちが集まってくる。
「隊長、アマチュア天文学者から円盤群との報告。観測地点、東経139度40分、北緯35度40分、角度32度。かなり詳しい報告です」(ソガ)
「よくあるアマチュアの錯覚だよ…、寝ぼけるなよ」(フルハシ)

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←パジャマ姿のフルハシ(笑)。

「隊長、うちの観測班も全天に渡り、そのような観測事実はないとのことです」(ダン)
隊員たちは、関係各方面から異常のないことを確認する。
「ハハハ…、そぉれみろ」(フルハシ)
フルハシの悪態をさえぎるかのように、電話が鳴る。
「隊長、第一報の後、同じようなアマチュア天文家からかなりの電話がかかってきてるそうです…、交換からです」(フルハシ)
「よし、おそらく何かの間違いだろう。別の気象状態を、アマチュアの数人が偶然錯覚したものと思う…」(キリヤマ)


満天の星の中。パトロール中のダンとソガ。
「何か普段よりも星の数が多いみたいだ…」(ソガ)
「ソガ隊員、さっきのアマチュマの観測データを下さい…」(ダン)

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「おかしいな…」(ダン)
「何も発見されないじゃないか?…何がおかしい…?」(ソガ)
「いやぁ…、星の数が普段より多いみたいだ…」(ダン)



団地横の空き地でまたまた昼寝中のフクシン君。。。
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野球少年たちの投げた球があたり、返してあげるフクシン。
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するとそこに、あの少年がいた。。。

「何だ、君か…」(フクシン君)
「夕べおじさん、何か見つけなかった?」(少年)
「な、なんで」(フクシン君)
「やだなぁ、ヘンな顔して…。なにか星でも見つけたんじゃないかと思って、聞いただけさ…」(少年)
「星じゃなくて、円盤見たんだけどね。錯覚だって、ウルトラ警備隊から言ってきた…」(フクシン君)

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「ああ、僕が一番に知らせたんだ。昨日は何人ものアマチュアが見間違えたらしい…。気象の状態で、地上の何かの光が蜃気楼となって、円盤に見えたらしいんだな…」(フクシン君)
「おじさん、今日こそ円盤が見られるよ。星が見つかるかなぁ…。東の空だよ、きっと!」(少年)



そば「増田屋」
「ゲンさんよぉ、昨日はちとクスリが効きすぎたなぁ…、可愛そうだよ、子供なんだからさ…」(シゲ)
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何、言ってんだよ…。ズルッ……いい年して、星だの、ズルッ……宇宙人だのって…。ズルッ、俺はね…、あいつのためを思ってズルッ…、言ってんだよ!」(ゲンさん)
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そこに、フクシン君がやってきた。
「ラーメン!」(フクシン君)
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「この野郎…、夕べはよくも!」(ゲンさん)
「まあまあ、ゲンさん」(シゲ)

シゲになだめられるゲンさん。
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「今度、邪魔しやがったら、双眼鏡なんてたたき折ってやる」(ゲンさん)
「あれは、望遠鏡です!」(フクシン君)

←黙っていればいいもののフクシン君のよけいなひと言。。。
「……こ、この野郎…!」(ゲンさん)
怒髪天を衝く、ゲンさん


その夜、アタマにきたゲンさんは、大・騒・音!
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無視して望遠鏡を覗くフクシン君。
すると・・・また現われた円盤群。

「円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!円盤だ、宇宙人だ!…」(フクシン君)
「若けえ身空でとうとう狂ったかぁ~…。野郎!今日こそは!」(ゲンさん)

フクシン君に掴みかかる、ゲンさん。
「やい、テメエ…。近所迷惑だ。もう勘弁できねえぞっ!」(ゲンさん)
「…これを見て下さい。…これを!」(フクシン君)

望遠鏡を覗かせるフクシン君。
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「…んっ…おっ…はっ…、ひぇぇぇぇぇ……。おい、すぐ消防署、消防署行こう!」(ゲンさん)
「違うよおじさん!ウルトラ警備隊、ウルトラ警備隊だよ!」(フクシン君)

慌てながらも写真を撮るフクシン君。
「よし、今日こそ証拠があるぞ…」(フクシン君)
夢中でシャッターを押し続けるフクシン君…。



・・・・後半へ続く。





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Posted on 2017/08/11 Fri. 19:00 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その44  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




今回もアンヌが出ずっぱり、しかも誰かに愛されるという設定!

・・・人間だったら良かったんだけどねぇ~・・・のこの回!




ウルトラセブン第44話「恐怖の超猿人」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)8月4日
制作話数:第45話
脚本:上原正三・市川森一
監督:鈴木俊継
特殊技術:大木淳



<あらすじ>

夜の世田谷体育館前。
パトロール中の二人の警察官は、不審な大男を発見する。
大男は、ニワトリを2羽ぶら下げていた。
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警官が問いただすが、無言のまま、暴れはじめる大男。
警察官を投げ飛ばし、警棒もたたき折る怪力だ。
やむやく発砲して、手錠をかける警察官。
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しかし、手負いの大男は、身体中が毛に覆われてゆく…。
「あっ…うわぁぁぁ!」(警察官)
大男は、猿人間だったのだ!?
手錠を引きちぎり、警察官に襲いかかる…。
二人の警官を素手で惨殺する、凶暴な猿人間。
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作戦室。
「これが昨夜の現場写真だ」(キリヤマ)
「惨いやりかただ…」(フルハシ)
「死因は、二人とも頚骨を粉々にされていることだ」(キリヤマ)
「ええっ…」(フルハシ)
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「その力は、人間の限界をはるかに超えている」(キリヤマ)
「…すると、人間じゃないかも知れませんねぇ…」(ダン)
「うん、県警から捜査の依頼を受けたのも、その点からだ」(キリヤマ)

「たまたま、現場附近を通りかかった目撃者の話によると、ゴリラのようなものが、3メートルもある塀に飛び上がって、軽い身のこなしで塀伝いに逃げていったとのことだ…」(キリヤマ)
「ゴリラねぇ…、なるほど怪力なはずだ!」(フルハシ)
「あわてるな。まだゴリラと決まったわけじゃない。初めからゴリラと判っていたら、何もウルトラ警備隊に捜査を依頼しなくともよかろう…」(キリヤマ)


地面に点々と残る血痕の写真。
「これは犯人が撃たれたとき、傷口から出たものと見て間違いない。また、目撃者の逃げて行ったという塀からも、これと同じ型の血液が検出されている。つまり、これは犯人の血液なのだ」(キリヤマ)
「ゴリラのでしょう?」(フルハシ)
「…違う。人間の血だ」(キリヤマ)
「人間?」(アンヌ)
「恐怖のあまり、ゴリラと間違えたんでしょう。似てますからねぇ、直立して歩いていれば…」(ソガ)
「では、仮に人間だったとして、3メートルも飛び上がれると思うか、しかも、警棒を真っ二つにして、首をたたき折るほどの力、一体どんな人間が想像できる、言ってみろ」(キリヤマ)
「…はぁ…」(ソガ)

「ゴリラと見えてゴリラじゃない…人間の血液で人間とも思えん、では一体何だ…」(キリヤマ)

←謎が謎を呼ぶ、緊迫の作戦室。但し、隊長のひとり舞台…。


ここで画面は、考え込むフルハシのアップからオーバーラップして、猿が写し出されます。
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次から次へといろいろな種類の猿たちが登場します。今回のタイアップ・ロケ地である「日本モンキーセンター(愛知県犬山市)」で飼育されているお猿さんたちなのでした。


日本モンキーセンターの飼育員、あの大男だ・・・
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ポインターが到着し、ダンとアンヌが降り立ちます。
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「こんにちは」(アンヌ)
「お待ちしておりました、どうぞ」(白衣の女)

怪しい雰囲気の白衣の女…。

「博士はお元気ですか」(アンヌ)
「只今、お仕事中です」(白衣の女)
「ここにゴリラは?」(ダン)
「現在1頭もおりません…」(白衣の女)
「ちょっとご挨拶してくるわ…」(アンヌ)


博士の部屋を訪れたアンヌ。
「こんにちは」(アンヌ)
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「やぁ、アンヌ君…。ずいぶん、久しぶりじゃぁないか…」(博士)
←どんな知り合いなんだ・・・?
「3年ぶりくらいかしら…。でも、ここにはゴリラがいなくて、良かったですわ」(アンヌ)
「うむ。例の事件か…早く犯人を捕まえてもらいたいねぇ。そうでないと、あらぬ疑いをかけられて困るよ」(博士)
「あら、アタシそんなつもりで来たんじゃありません!」(アンヌ)
「ハハハッ…、冗談、冗談。まぁ、モンキーアパートでも見てきたまえ。また増えて百種類になったよ」(博士)


白衣の女助手に館内を案内されるダン。
「これは?」(ダン)
「ゴールデン・ライオン・タマリンです」(白衣の女)
(これが猿だろうか…?待てよ…どこかで見たことがあるような気がする…)(ダン)

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そこへ戻ってきたアンヌ。
「ダン、モンキーアパートを見ましょうよ」(アンヌ)

モンキーアパートの前では、例の大男が、掃除をしていた。
「ほら…、ハッハッハ…」(ダン)
「フフ…、ウフフフ…」(アンヌ)

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←ほとんどデート気分のお二人さん…。

そんなアンヌをじっと見つめる、大男。
しかし、アンヌに気をとられて、猿に噛まれた大男。
「大丈夫ですか」(ダン)
ハンカチを取り出して、手際よく止血するアンヌ。
「はい、もう大丈夫よ…ダン、向こうも見ましょうか…」(アンヌ)
「うん…」(ダン)

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うれしそうな表情の大男。

二人の様子をずっと窺っている白衣の女。
何か視線を感じたダンが振り返る。
「どうしたの…」(アンヌ)
「どうも気になる…。あの大男にしても、助手にしても…。どこか様子が変だ。アンヌ、これは調査の必要がありそうだぞ」(ダン)
「どうするつもり?」(アンヌ)
「一度、何気ないふりで引き上げる。それから戻って忍び込む…」(ダン)
「OK…、じゃ、博士に挨拶してくるわ…」(アンヌ)


その隙にポインターのエンジンに細工する大男。
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ダンとアンヌを見送る、博士と助手。
「おっ…」(ダン)
ポインターのボンネットが開いている。
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「チキショー…」(ダン)
エンジンが壊されていた…。

「こりゃ、いかん…。よかったら、泊まっていきなさい。これからの夜道は大変ですよ」(博士)
「でも…」(アンヌ)
「いいじゃないか、お世話になろう!」(ダン)

←強引に泊まることにするダン。
「こちらダン!本部応答願います」(ダン)
「そっちの様子はどうだ?」(キリヤマ)
「別に異常ありません。ただ、ポインターが故障して、今夜こちらで一泊したいんですが…」(ダン)

←ダンのうそつき、アンヌとお泊りしたいからって…。


夜、ポインターのエンジンを修理しているダン。
突然、背後から襲いかかる大男。
さしものダンも素手では敵わずに失神してしまう。
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「ゴリーッ!」(白衣の女)
ムチが飛ぶ。
「ゴリー、大事な実験材料を殺したわね…」(白衣の女)


胸騒ぎがして建物内を捜索するアンヌ。
地下に降りると、明かりの漏れている部屋から物音がする。
こっそり覗こうとしたその時、白衣の女が現われた。
白衣の女は、アンヌに、ムチをふるう…
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アンヌが虐待されて怒るゴリー。しかし、ゴリーも鎖につながれていた…。
「その男は、人間の格好をした猿人間さ」(白衣の女)
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「体は人間だけど、脳波は猿のモノと交換されているんだ。この脳波交換装置によってね。お前の脳みそも、今夜、猿のと替えてやるからね」(白衣の女)


そこへ博士がやってきた。しかし、アンヌを突き飛ばす。
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博士も敵だったのだ。
「は・か・せ…」(アンヌ)

「手術台にのせろ」(博士)
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「お前の勝手な行動によって、我々の目的があやうく警備隊にもれるところだった。バカめが!」(博士)

ゴリーをなじる博士。
「やめて!…お願いします、やめてください!」(アンヌ)
「ウウッーグルウウゥゥゥ」(ゴリー)

アンヌの声に興奮した?ゴリーは、猿人に変身する。
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戒めを破壊し、アンヌを助けるゴリー。
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アンヌを抱きかかえ、逃げる猿人。
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意識を回復したダンが、銃で打つのではなく、投げて猿人を撃退。

アンヌも意識を取り戻す。

「アンヌ、至急本部に連絡を」(ダン)
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「ポインターが使えない。間もなく夜が明けるだろう。向うに降りて、日本ラインを下った方が早い」(ダン)

←何故?不自然な流れ…。そう、これもタイアップなのです。

「ダンは?」(アンヌ)
「僕は調べたいことがある。あの猿は宇宙人かもしれないんだ。早く!」(ダン)
「はい!」(アンヌ)

←ダンの言うことに素直なアンヌ…。

ゴールデン・ライオン・タマリンの獣舎。
もぬけの空である…。
突如ダンの脳波に直撃する声。
「フヒャッヒョッハ…イッヒヒョピュホッハッホ…」(ゴーロン星人)
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「やっぱり貴様、ゴーロン星人」(ダン)
「さすがはセブン。よくぞ見破った」(ゴーロン星人)
「人間と猿の脳波を入れ替えて、どうするつもりだ」(ダン)
「猿人間を増やすんだ。地球はやがて猿人間が支配するようになる」(ゴーロン星人)
「それで博士たちを、脳波催眠にかけて操っていたんだな!」(ダン)
「彼らは私のロボットだ。私の思い通りに動く。だがお前はダマせなかった。その代わり、殺す!ヒッヒッフフョッヘ…ウッヒヒョピュホッヘッヒ」(ゴーロン星人)

脳波攻撃を受けて、苦しむダン。

ふと見上げると、巨大化したゴーロン星人が立っていた。
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ダンもすかさず変身する。


一方、アンヌは、日本ラインの川下り観光船に乗り込む。
「お願いします」(アンヌ)
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←どうして船なんだ…?電話はないのか…?などというツッコミはおやめください。これがタイアップです。。。

しかし、ゴリーが漕ぎ手の一人に変装していた。
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怯えるアンヌ。
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「船を岸に着けて下さい。お願いします!」(アンヌ)

ホーク1号で急行した隊長たち。
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「隊長ぉ!、隊長ぉ!」(アンヌ)
「あっ、アンヌ!」(キリヤマ)

猿人間に変身して攻撃しようとするゴリー。
しかし、フルハシの銃が一瞬早く、ゴリーを射抜く。
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崖から転げ落ちるゴリー。


ゴーロン星人の脳波光線に苦戦するセブン。
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力でも負けそう・・・
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セブンは、ハンドショットの乱れ撃ちで、状況の打開を試みます。
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決まり手:エメリューム光線。
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戦いは終わった。


ゴーロン星人に脳波催眠にかけて操られていた博士たちも意識を取り戻した。
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「人間と猿の脳波を交換して、猿人間を増やし、地球を征服しようとしたゴーロン星人の計画は失敗に終わった。平和を取り戻したモンキーランドは、今日もよい子の見学者たちでいっぱいです。しかし、安心は出来ません。いかにも人間らしい顔つきで、その実、脳みそは猿という、トンでもない動物が、あなたの身近にもいないとは限りませんからね」(浦野光)


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<今週の宇宙人>
・宇宙猿人:ゴーロン星人
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・身長:35m
・体重:1万3千t
・出身:ゴーロン星
・特技:脳波催眠

・猿人ゴリー(滝恵一)
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・身長:1m85㎝?
・体重:90㎏?
・出身:日本
・特技:怪力
・特徴:特殊メイク不要
・弱点:アンヌ


<ゲスト出演者>
・アンヌとは旧知の博士役:増田順司さん
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東宝の映画初出演以後、TBSドラマ「ザ・ガードマン」など、多くの映画やテレビドラマに出演。特撮物ではウルトラマンA 第31話「セブンからエースの手に」、怪奇大作戦 第13話「氷の死刑台」などに出演されています。

・白衣の女助手:西朱美さん
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ビジターセンターでダンとアンヌを迎えるファーストシーンから怪しさ全開です。そのうえあのムチさばき…、怖すぎるキャラクターです。西さんは、第7話「宇宙囚人303」で、キュラソ星人に襲撃される水島家のお母さん役で、出演されています。・・・ずいぶんと違う役回りです。

・猿人ゴリー役:滝恵一さん
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映画を中心に活躍されていたみたいですが、あまり詳しいプロフィールが公開されていません・・・


<ロケ地>
・世田谷体育館前(警察官襲撃シーン)
・日本モンキーセンター(愛知県犬山市)
・日本ライン川下り(愛知県犬山市ほか)
※経営はともに、名古屋鉄道


<撮影秘話>
・第31話「悪魔の住む花」は、映画「ミクロの決死圏」をモチーフにしましたが、今回も映画を範としています。2001年夏にリメイク版が公開された「猿の惑星」(1968年:20世紀フォックス)です。

・アンヌが日本ラインで川下りをするシーン、実はロケ中に40度の熱を出してしまいダウン寸前。そのため、川下りでは、船の上でぐったりとしていたそうです。

・今回のタイアップ・ロケ地である「日本モンキーセンター(愛知県犬山市)」で「恐怖の超猿人」のシナリオ・ハンティング(シナハン)を行ったスタッフ一同は、次の日、犬山からほど近い渥美半島の先端「伊良湖岬」にて第46話「ダン対セブンの決闘」のシナハンを行います。ひとつのタイアップで作品2本が完成。”安く、早く”を実現するにはタイアップが早道なんだそうです。。。





以上、「魅惑のセブンの世界・・・」のコーナーでした!



次回もお楽しみに!

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Posted on 2017/08/04 Fri. 19:00 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その43(後半)  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




前回に引き続き、ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」の後半です!




ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」

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<あらすじ(後半)>

またまたご丁寧に、ダンとソガに第四惑星の頭脳であるコンピュータールームを説明する長官。
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「ここが、わが第四惑星の頭脳だ。政策方針からロボット市民20万の健康管理まで、すべてここから、はじき出されるわけだ。…向う500年間のあらゆる方面のデーターが出されておる」(長官)

「我々をこの惑星に誘導した目的は何ですか?」(ダン)
「コンピューターの計算によれば、我が第四惑星の人間たちは、向う500年間のうちに滅亡する運命にある。ところが人間は、我が国にとってはなくてはならぬエネルギー源だ」(長官)
「そこで僕たちを…」(ダン)
「そのとおり。お前たち地球人は立派なエネルギー源になれることが判った。地球を植民地にすれば、30億の人間が確保できる計算だ」(長官)

「どうやって、地球を植民地にするんだ?」(ソガ)
「我が国の戦略部隊が、間もなく地球に向うことになっておる」(長官)
「なんだって!…クソ!…。何から何まで、計算通りかっ!」(ソガ)

怒るソガ。
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「コンピューターは間違いをしない。そして、いつも冷静だ」(長官)
冷たい視線で二人を見る、軍服男…。


総合センターテレビスタジオ。
銃の乱射シーンで撃たれた人たちが倒れたままだ。
「…死んでいる?!」(ソガ)
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「ドラマじゃなかったんですか…?」(ダン)
「あくまでもドラマだ。ドラマは常に真実を要求されておるからなぁ」(長官)
「そのために実弾を!」(ダン)
「さよう…。地球のドラマづくりは、そうではないのかね…?」(長官)

←これまたシュールな、皮肉なセリフですよね。

ダンとソガをほったらかしにして、どんどん先に進んでいう長官と軍服男。
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←逮捕したんじゃないのか?

そんな呑気な長官たちの隙を突いて、逃げ出すダンとソガ。
しかし、出口が見つからない…。
そこに、アリーが救いの手を差し伸べる。
「さ、早くこっちへ…」(アリー)
アリーに導かれた二人は、広い倉庫のような建物へ入る。
「裏に、死体積車が来ています。死体と一緒ならゲートを出られます」(アリー)
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「あなたは、なぜ僕たちを…?」(ダン)
「弟に聞いたのです」(アリー)
「じゃあ、あの少年の…」(ソガ)
「時間がありません…。じゃ、後で…」(アリー)

死体運搬車に紛れ込み、総合センターを脱出する、ダンとソガ。


山道を走行する死体運搬車。
途中で故障のふりをしたアリーのアメ車が・・・
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死体運搬車から飛び降りるダンとソガ。

「早く、早く!」(少年)
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アメ車にはあの少年が乗っていた。

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←しかし、セブンではよくアメ車が使われるなぁ~ポインターも原型はそうだし・・・

スコーピオン号が不時着した地点に着いた一行。
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しかし、既に追手が先回りしていた。

「人間の街に行きましょう」(アニー)


第四惑星、人間居住区。
←1968年にできたばかりの「たまプラーザ団地」。

空には、四つの月が浮かんでいる。
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「月が四つ!」(ソガ)
驚愕のソガ…。

「ねえ、地球人をかくまって…。お願い…」(アリー)
「おい、そんなことしてみろ、全員死刑だぞ」(町の男A)
「このままじゃこの人たち、死刑になっちまうわ!」(アリー)

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町の人間に懇願してまわるアリー。

「おい、来たぞ!」(町の男B)
到着するジープ、降り立つ長官と軍服男。
「おい、あっちから逃げろ!」(アリーの恋人)
「さあ人間ども、かくまった地球人を出してもらおうか!」(軍服男)
「どうやら、お前がガイドらしいな…。えっ、そうだろう…」(長官)

アリーと少年に近づく、ロボット長官…。
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←緊張のシーンですが、後ろの方を見ると、赤ちゃんを抱っこしてたり、子供が普通に遊んでたりしてます。セブンのロケなので子供たちが集まってきちゃったんでしょうね・・・


「言わんつもりだな…。どうなるか、知ってるな!」(長官)
詰め寄るロボット長官。

「娘を死刑にしろ!」(長官)
その時、ある青年が・・・
「やめろ、アリーに罪はない!」(アリーの恋人)
しかし、取り押さえられる青年。
「こいつも一緒にやれ」(長官)


公開処刑場で、銃殺刑執行直前のアリーと恋人。
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不安そうに二人の様子をうかがうアリーの弟。
(SE)無人の観客席なのに、万雷の拍手が鳴っている…。

そこへ、射手を狙撃する、ダンとソガ。
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「取り押さえろ!」(長官)
その時、頭上から無数の飛行音がした。
「我が第四惑星の地球侵略部隊だ。地球は間もなく、我が掌中に落ちるのだ」(長官)
「クソッ…」(ソガ)

DAM!
「ウワッ…」(ソガ)
軍服男に撃たれて負傷するソガ…。
DAM!
今度はダンを狙う。
「デュワッ!」(ダン)
よけながら変身するダン。
←ソガがすぐ近くにいましたが・・・

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いきなり巨大化して総合センターを破壊するセブン。
←あの~・・・綜合センターには、ソガやアリー、恋人、少年がいるんですが。。。

次々と施設を破壊するセブン。
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地球侵略部隊のロケットも次々と破壊していく・・・
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・・・しかし、経費節減という理由から怪獣を出てませんが、セットを豪快に壊したり、特撮による合成シーンが多くフィルムも結構使ったそうで、これではあまり経費節減にならなかったのでは??


そして、ダンとソガは無事スコーピオン号で地球へ帰還・・・
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「ハッハッハ…。おい、もう帰ってこないかと思ったぜ」(フルハシ)
「…第四惑星、恐ろしい星だった…。ロボットが人間を支配しているんだ」(ソガ)
「第四惑星って本当にあったの?」(アンヌ)

力強く、うなづくダン。

「眠っている間に見た、夢か幻じゃないの?」(アンヌ)
「いや…夢じゃない!…夢じゃ…」(ダン)

「まあ、いいじゃないか。とにかく、スコーピオン号のテスト成功を機会に、地球防衛軍は全機関を電子計算機システムに切り替えるつもりだ。…みんな楽になるぞ」(キリヤマ)

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「そんなことしたら、第四惑星みたいに…」(ソガ)
「おい、もういい!もういい!」(フルハシ)
「俺は見たんだ…。ロボットの長官…。…処刑される…人間……」(ソガ)


ムキになるソガ。暗い表情のダン。
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「疲れてるな…、ゆっくり静養でもしてこい…」(キリヤマ)


境橋(神奈川県川崎市)。
緑の中を散歩する、ダンとソガ。
自動車専用道路をまたぐ橋から道路を見下ろす。
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その道路は、山を削り、谷を埋めて、建設されている。
「でも、地球の自然もだんだんと削られていくみたいだな…」(ソガ)

地球も目先の発展を優先して、かけがえのない自然を破壊したり、科学の進歩を過信して、機械に頼り放しにしていたら、いつしか第四惑星の二の舞になるのではないだろうか…。

「明日の天気は?」(ダン)
ダンは、下駄天気予報を提案する。ソガの気を紛らわそうと、あえて非科学的なことをしようというのだ。
「晴れだ!」(ソガ)
ダンの思いやりに気づいたソガ。
「雨ですよ…」(ダン)
「よし…」(ソガ)

はりきって、下駄を放るソガ…。
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軽い放物線を描いた下駄は、仰向けに落下した。
明日は、雨である。
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「ハッハッ…、ハッハッハッハ……」(ダン&ソガ)
大爆笑の二人。


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この気持ちを忘れない限り、太陽系第三惑星は決して、第四惑星の悪夢に怯えることはないのだ。
去りゆく二人の足元を車が流れてゆく…。




<今週の宇宙人>
・ロボット長官(成瀬昌彦)
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・身長:170㎝
・体重:60㎏
・出身:俳優座
・特技:ビンタの連打
・特徴:人前でアタマの中を見せびらかす

・ロボット署長(森塚敏)
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・身長:172㎝
・体重:56㎏
・出身:俳優座養成所第1期生
・特技:ムチ打ち
・特徴:ガムを噛んでるような不快な音を出す


<ゲスト出演者>
・ロボット長官役:成瀬昌彦さん
成瀬さんは初代「劇団青年座」の代表。青年座は、1954(昭和29)年5月に、俳優座の準劇団員だった若人が10人で旗揚げした、当時では珍しい創作劇団でした。設立メンバーは、成瀬昌彦、土方弘、初井言榮、山岡久乃、森塚敏といった俳優座出身の諸氏でした。第29話「ひとりぼっちの地球人」ではニワ教授役でゲスト出演されてました。

・ロボット署長役:森塚敏さん
森塚さんも同じ「劇団青年座」の設立メンバー。その後、劇団の座長として、西田敏行、津嘉山正種、高畑淳子など多くの若手俳優を育てました。配偶者は同じ劇団員だった、あの山岡久乃さん。2006年にお亡くなりになっています。

・ロボット長官秘書アリー役:愛まち子さん
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1966(昭和41)年テイチクレコードより「夢は夜ひらく」でデビューした歌手でしたが、今ひとつヒットに恵まれまれず、女優業へ転身。初出演が本作品だったそうです。ちなみに「夢は夜ひらく」は、その後1968年に藤圭子さんの「圭子の夢は夜開く」として大ヒットしました。

・アリーの弟役:川田勝明くん
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子役の川田くんは、同じ実相寺監督作品のウルトラマン第15話「恐怖の宇宙線」にて主人公の「ムシバ」を演じてます。また、第11話「宇宙から来た暴れん坊」にも出演、第26話「怪獣殿下(前編)」を経て、第33話「禁じられた言葉」で再び主人公「サトル」を演じられるほど『ウルトラマン』の子役として大活躍しています。

・アリーの恋人役:小野川公三郎さん
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大映映画最後の輝きとなった『高校生番長』シリーズ(1970年 - 1971年)を支える一人として、篠田三郎、関根恵子(現・高橋惠子)、松坂慶子らとともに活躍された俳優です。


<ロケ地>
・平和島(第四惑星)
・品川埠頭(第四惑星)
・鹿島建設本社ビル(総合センター外観)
・世田谷体育館(公開処刑場)
・TBS(総合センターテレビスタジオ)
・たまプラーザ団地(人間居住区)
・境橋(ラストシーン)


<撮影秘話>
・円谷プロのある東京都世田谷区内を縦横に走る路面電車「東急玉川線」、通称「玉電」。昭和30年、この玉電に画期的なデザインの新型車両がデビューしました。東急200形、通称「ペコちゃん」です。
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以来、実相寺監督は「ペコちゃん」の虜となってしまったそうです。魂を200形に吸い取られていた監督は、自分の担当する回で使う宇宙船のフォルムをなんとか200形に似せようとしたが、円形の構造をセットに再現するのがむずかしく、望みは叶わなかった。実際に作ったセットは似ても似つかぬものとなり、撮影した場面は、かなり暗いライティングしてしまったそうです。

・ロボット長官の頭部合成について、光学合成を担当したの中野稔氏は、VTR「私の愛したウルトラセブン」の中で、「今見ても、細かい合成やってたな、って思いますけど…、それにしても中身がねぇ…。あのころは、精一杯だったんですよ…、これでも…」と、回顧しています。歯車とかネジとか部品が沢山つまっているというのが、当時のロボットのイメージだったんでしょうね・・・

・ラストシーンで、 ダンとソガが橋の上で下駄を使って天気を占いますが、そこは、東急たまプラーザ駅から少し歩いたところにある「境橋」という橋です。その名の通り、川崎市宮前区と横浜市緑区の境界にあたり、この回が放送された年である1968年(昭和43年)の4月25日に 「東京IC - 厚木IC間」が開通した、出来立てホヤホヤの「東名高速道路」を跨いでいます。




以上、2回に分けてお届けしました「第四惑星の悪夢」、いかがでしたか?


まるで星新一のSFショートショートに出てきそうなシュールなストーリー、斜めからのアングルやアップを多用した実相寺ならではのエキセントリックかつアバンギャルドな映像演出、未来世界の設定ではあるが、そこはかとなく感じられる昭和40年代の雰囲気(空き地、アメ車、団地、子供たちの服装、等々)、子供向け番組とは到底思えない作品になっています。

セブンにおける実相寺監督作品は、既出の第8話「狙われた街」、絶賛欠番中の第12話「遊星より愛をこめて」、この回ともうひとつ、第45話「円盤が来た」の4本です(実際に見ることができるのは3本)。。。もっと実相寺セブンを見たかった。。。でも、この後、「怪奇大作戦」でその映像マジックを再度、堪能できます!






以上、「魅惑のセブンの世界・・・」のコーナーでした!



次回もお楽しみに!

(C)円谷プロダクション




Posted on 2017/07/28 Fri. 19:15 [edit]

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