【tera045の音楽&サブカル備忘録】

「tera045」が関わった音楽&サブカル(TVマンガ、特撮など)に関する興味、関心、活動などを記録していくブログです。

0623

魅惑のセブンの世界・・・ その38  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!





今回は前回の予算不足がウソのような?怪獣やセットにお金がかかってるこの作品!






ウルトラセブン第38話「勇気ある戦い」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)6月23日
制作第40話
脚本:佐々木守
監督:飯島敏宏
特殊技術:高野宏一



<あらすじ>

「箱根山中に、原因不明の濃霧が発生。徐行運転中の自動車30台が消滅するという事件が起こった。そして、ウルトラ警備隊に原因の調査が命ぜられた」(浦野光)


作戦室に集まる隊員たち。しかし、ダンの姿がない…。

なんでも、アンヌの友人の弟、オサムが、心臓欠損症で手術をしなければならないのだが、手術は怖いと云って承知しない。しかし、ウルトラ警備隊のダンさんに会えれば、手術を受けてもいいとのことで、ダンはその病院に向かってるそうだ・・・
←そんな個人的な子供の我儘に、ウルトラ警備隊がいちいち対応していいのかね・・・ww

「呼び出しましょうか…?」(ソガ)
「いや、事件の原因調査だ…。我々だけで、出かけよう」(キリヤマ)

←さすが隊長。大人の対応である。。。


そんなワガママなオサムが入院している「第三セントラル病院」に着いたダン。
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←第三倉庫とか「第三」が好きだな・・・

「オサムちゃん、ウルトラ警備隊のダンさん。約束どおり来てくださったのよ」(ユキコ)
「なんだ、とっても元気じゃないか…」(ダン)
「来てくれたんだね…、僕のために…」(オサム)
「意気地がないぞオサム君。手術なんて、寝っているあいだにすぐ済んでしまうさ…」(ダン)
「そうよ。スイスのユグレン博士は、心臓手術じゃ世界一なのよ。心配する方がおかしいわ…」(ユキコ)

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しかし、恐怖のために病室から逃げ出すオサム少年。

「どうしても明日、手術をしなければならないのですか?」(ダン)
「ええ…、わざわざスイスからユグレン博士が来て下さるんです。でも、博士はとてもお忙しくて、それもシンガポールへ心臓手術に行かれる途中なんです」(ユキコ)


ダンは、手術を怖がるオサム少年に科学の素晴らしさを説いて諭す。
「信じるんだオサム君、人間の科学は人間を幸せにするためにあるんだと。わかってくれるね…」(ダン)
「うん…。明日、僕の手術に立ち会ってくれる?」(オサム)
←またワガママをいうオサム。。。
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「わかった、約束しよう」(ダン) ←いいのか、安請け合いして?仕事は?


箱根山中。
自動車消滅事故の現場にやって来た、キリヤマ隊長とアンヌ。
二人の目前の地面には、大きな穴があいていた。
「まるで、大男の足跡みたい…」(アンヌ)
「うむ…、深い霧…、消えた30台の車…、霧の中で何か巨大なもの…」(キリヤマ)

謎が謎を呼ぶ…。


空港へユグレン博士を迎えに来た、アンヌとユキコ。
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早速、病院へ向かうが、渋滞するハイウェイ。
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「どうしたのかしら、事故でもあったのかしら…」(ユキコ)
「ユキコさん、落ち着いて」(アンヌ)
「だって博士は、どうしてもシンガポールにいらっしゃらなければならないのよ。オサムの手術の時間がなくなるわ…」(ユキコ)

←かわいい顔して、意外とジコチューなユキコ。。。ww


しかしその時、ハイウェイ一帯に、霧が発生した。
「こちらアンヌ、空港の高速道路に、突如、深い霧が発生…」(アンヌ)


現場上空にやって来たホーク1号。
「よし、霧を消そう」(キリヤマ)
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ホーク1号から赤い霧が噴射される。みるみるうちに、霧は晴れていった。

・・・しかしそこには、なんとロボットが車を襲っていた!
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ロボットは、渋滞で停止している車を次々と、ガレージのような腹部に収容していく…。
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やがて、アンヌの車が捕まってしまった!
「ダ~ン、助けてぇ!」(アンヌ)
アンヌの悲鳴がベータ号のダンのもとへ…。
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ロボットに捕まれた車から助けを求めるアンヌ。
そんなアンヌの姿に動揺したか、ダンの操縦するベータ号は被弾して不時着してしまう…。
←お約束ですね・・・ww


不時着したのでセブン登場!

ロボットに飛ばされるセブン。少ない予算なのに豪快にセットを壊す(笑)。
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しかし、アンヌたちの車を無事ロボットから回収。
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この隙に、脚部を収納して、飛び去るロボット。
逃げるロボット。追うホーク1号。
ロボットの行く先には、謎の物体が浮かんでいた。
謎の物体とドッキングするロボット。
「アレは何だ?」(ソガ)


作戦室。
ドッキングして飛び去った謎の物体の写真を見て、ダンが・・・
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「バンダ星人の宇宙ステーションじゃないか!」(ダン)
「ダン、お前どうしてそんなことを…」(フルハシ)
「いや…、チョット…」(ダン)

←いや、チョットじゃないだろ。皆もなぜもっと突っ込まない?(笑)

(そうか、やつら地球へ車を集めに来ていたのか。自分の星の物資を使い果たして他の星にやって来るなんて、まるで強盗みたいな…)(ダン)

ダンの独り言にかぶるようにしてラジオの渋滞情報が入る。
←作戦室ではいつもラジオを聴いているのか??
「わかった、やつらはこれを聞いて車の多そうなところへロボットを派遣していたんだ…。ようし、いい考えがある!…隊長!」(ダン)←誤魔化そうと必死なダンww
「なるほど、ニセの交通ニュースを出して、ロボットをそこに引きつけるわけか…」(キリヤマ)
←察しがイイ隊長。ダンの正体も知ってるのでは・・・?
「そうです。そして、そこに新型のスペリウム爆弾を積んだ車を集結させるのです」(ダン)


病院から戻ってきたアンヌ。
またオサムが駄々こねてるらしい(笑)
しかし、シンガポールでも心臓移植の患者が待っているため、遅くとも3時には手術をしなければならない。

躊躇するダンに、出動命令が・・・
「…ダン、急げよ」(キリヤマ)
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「アンヌ、オサム君を頼む…」(ダン)


「交通情報を申し上げます。今日は珍しく、甲州街道高尾山付近の混雑が激しく、殊にレインボーライン入り口付近では、朝から車の列が続いています…」(アナウンサー)

偽の交通情報が流れる。車にはスペリウム爆弾がセットされ、近くの茂みには、ウルトラ・ガード2機が待機。


ニセの交通情報とも知らず、やってきたロボット君。
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スペリウム爆弾入りのクルマをいただくロボット君。


宇宙ステーションに戻るロボット。

「あと、13分…」(ダン)
オサム少年との約束が気がかりなダン。
(…今から行けば、何とか間に合う…)(ダン)

「よし、爆破!」(キリヤマ)
ステーションは大爆発、ロボットは落下していった…。

しかし、落下したロボットは健在だった。
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その光景を見て、約束が守れないことを悟ったダン。
(オサム君、許してくれ…)(ダン)


「ダンのウソつき…、ダンのウソつき…」(オサム)
うわごとのように繰り返しながら、手術室へ向かうオサム少年。
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脱出したロボットは、なんと偶然にも?オサムが入院している病院のある街に着陸(笑)。
狂ったように、町の破壊を始めるではないか…。

攻撃を開始する、2機のウルトラガード。
逆に被弾して、不時着するダンの乗機。

不時着機から外に逃れて病院へ向かうダン。
その時、ロボットによって崩されたビルの破片が降ってきた。
それにより負傷するダン。病院へ担ぎ込まれる。


病院では、手術が始まろうとしていた。
負傷しているのに、手術室に入るダン。
「オサム君…、待たせてすまなかった…博士、必ず間に合います。お願いします!」(ダン)
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←っていうか、そんな汚れた体で手術室に入ってくんな!誰か止めろ!


手術は始まった。
しかし、ロボットは病院に迫ってくる。
屋上に上がり、セブンに変身する手負いのダン。


病院への進行を阻止しようとするセブン。
しかし、負傷のため、動きに精彩を欠くセブン。
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ロボットの頑丈なボディには、エメリューム光線は無力だった…。
そのうえ、アイ・スラッガーも跳ね返される…。
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一計をひらめいたセブン。
ミクロ化してエレクトロ・H・ガンの銃口に飛び込む。
自ら弾丸となってロボットに向かって、飛んでゆくセブン。
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見事、命中!ロボット、粉砕!
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決まり手:セブン弾


ダンとオサムの戦いは、終わった。
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「オサム君…」(ダン)
静かに目を開けるオサム…。
「ダン…」(オサム)
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微笑むオサム、両手で手を握るダン。

病院の中庭。
怪我の手当てをした車椅子のダンと取り囲む隊員たち。
「我々は勝ったんだ…。バンダ星人のロボットにも…。そして、人間の愛と信頼との戦いにも!」(キリヤマ)
ソガが、アンヌに手招きしている…。ソガの示す方向を見るアンヌ…。
ユキコが、ダンと握手をしている
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アンヌを茶化す、怖いもの知らずのソガ。
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照れかくしか、ダンの方向へある表情を示すアンヌ(笑)


・・・おしまい。






<今週の怪獣>
・ロボット怪獣:クレージーゴン

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・身長:42m
・体重:3万t
・製造:バンダ星
・特技:正座ができる
・特徴:頑丈すぎる

・バンダ星人
・身長:不明
・体重:不明
・出身:バンダ星


<ロケ地>
・第三セントラル病院(程ヶ谷カントリー倶楽部のクラブハウス)
・向ヶ丘遊園内のバラ園の池(オサムの病院の池)
・TBS屋上(ダン変身シーン)
・砧公園(セブン弾発射シーン)


<ゲスト出演者>
・オサム少年:吉田次昭(よしだ つぐあき)さん
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子役時代は「マグマ大使」「コメットさん」などに出演。
その後は影のある青少年の役や、悪役を演じることが多かったとのこと

・ユキコ:川口恵子さん
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特に情報なし

・ユグレン博士:ピーター・ウィリアムスさん
日活、東宝、大映他、日本の映画会社にチョイ役で多数出演

・交通情報アナウンサー:渡辺 晃三さん
第7話「宇宙囚人303」で、テレビの「安藤アナウンサー」役をやってました


<撮影秘話>
・ウルトラ警備隊が地上戦を挑むシーンでは、病院の庭からの攻撃なので背景に建物が写っていますが、フルハシのセブン弾発射シーンや合成のセブンが飛んでいくシーンは、建物のない広場に替わっています。これは、本編収録後の特撮パート撮影段階において、セブン弾のアイデアが出たため、発射シーンとその前後シーンを撮り直したからだそうです。

・今回はセブンが2回登場して戦闘を行います。最初のセブンとクレージーゴンとの闘いが終わったのが開始から12分弱、まだ前半が終わってません。そんな短い時間で、ダンの葛藤、少年の恐れ、敵ロボットの登場、ホーク1号の戦闘、アンヌのピンチ、そしてセブンの登場まで描いてます。これこそが、飯島流ジェットコースター演出なのです。

・また、最初の戦いでホーク1号が被弾したため、2回目では辻褄が合うように、ウルトラガードを使用しています。






以上、「魅惑のセブンの世界 その38」でした!




次回もお楽しみに!


(C)円谷プロダクション






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魅惑のセブンの世界・・・ その37  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




「セブン怪獣の出ない3部作」の2本目。

予算不足で止むなく怪獣が出てこない作品を作ったが、思わぬ傑作になるとは・・・




ウルトラセブン第37話「盗まれたウルトラ・アイ」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)6月16日
制作第37話
脚本:市川森一
監督:鈴木俊継
特殊技術:高野宏一



<あらすじ>

未確認物体が、落下した。パトロール中のポインターが現場に急ぐ。
しかし、作戦室のソガは落下地点を確認できていない。
イラつくアマギ、つい口喧嘩になる。
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「アマギいいかげんにしろ。我々は、警察から連絡を頼りに探そう」(フルハシ)


向かいからダンプカーが走ってくる。ポインターとすれ違った。
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「おい、今の…女に見えなかったか」(フルハシ)
「ああ、イカす女の子だった…」(アマギ)
「チクショー、ダンプなんて運転しやがって…」(フルハシ)
←チクショーって・・・(笑)

しばらくすると、山中の夜道に倒れている男を発見。
「おい、どうしたんだ?」(フルハシ)
「…光…の中…に…、女が…」(男)

重傷を負っている男は、それだけ言うのがやっとだった。

周囲を見渡すフルハシとアマギ。フルハシの指さした先には、水蒸気が上がっていた。
「猛烈な噴出の跡だ」(フルハシ)
「これは只事じゃない。さっきの発光体と何か…」(アマギ)
「すると、あの女が…、行こう!」(フルハシ)


ポインターに戻った2人。
「ポインター1号よりポインター2号へ。若い女が運転するダンプが山を下った。検問を頼む」(アマギ)
「若い女ですね。了解!」(ダン)



ダンプカーが迫ってくる。
身体を張って、止めようとするダン。
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しかし、ダンプカーは速度も緩めず、通過する。
間一髪、よけるダン…。

ポインター2号で追跡するダン。
その時、謎の発光体が現われ、ダンに閃光を浴びせる。
ダンは、あまりの眩しさにハンドルを切り損ねて、崖下に落下…。

意識も絶え絶えのダンに近づく人影がいる・・・ダンプカーを運転していた少女である。
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少女は、ダンの胸ポケットから、何かを抜き取っていく。
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←またですかぁ~ww。。。簡単に盗まれるな~ウルトラアイ。




渋谷の五島プラネタリウム。そこにあの少女がいた。
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ウルトラ・アイを奪った謎の少女は、ここから何者かに通信をしていた。



基地、廊下。
メディカルセンターから治療を終えたダンが出てきた。ダンに続くソガ…。
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「ダン、すまん。俺がモタモタしていたために怪我をさせてしまって。アマギがあんまりポンポン言うもんだから、すっかりアタマに来てしまったんだ」(ソガ)
「いやぁ、ウッカリしていた僕が悪いんです。皆に心配かけて…」(ダン)

ソガを見送りながら、胸ポケットに手をやるダン。
(…きっと見つけ出してやる…。あの顔、忘れるものか…)(ダン)
不覚にもウルトラ・アイを盗まれたダン。


作戦室では、ステーションV2が傍受した怪電波の発信元を分析中。
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発信源は、K地区のプラネタリウムセンターと判明した。
「完了しました。これでK地区から発信される電波という電波はもらさずキャッチできるはずです」(アマギ)
「よし、あとは網にいつかかるか。その時を逃さないことだ…」(キリヤマ)

K地区包囲網の完成である。


4日めの午前2時、包囲網に怪電波がひっかかった。
「隊長、発信源は、スナックノアです!」(ソガ)
早速、発信源のスナックノアへ向かう、フルハシとダン。

退廃的な、スナックノア。
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エレキバンドの伴奏にあわせてステップを踏む例の少女。マゼラン星人のマヤである。
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その姿をじっと見ている男がいた・・・ダンである。
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ダンがテレパシーで話しかける…。
「聞こえるか、僕がわかるか?」(ダン)
「だれ?…。地球人ならテレパシーは使えないはずよ。わかったわ…、あなたは、セブンね…」(マヤ)
「ウルトラ・アイをなぜ盗った?…」(ダン)
「それが私の任務だから…」(マヤ)
「なに!」(ダン)

「地球を侵略するつもりなのか?」(ダン)
「こんな狂った星を…?見てご覧なさいこんな星、侵略する価値があると思って?」(マヤ)

「迎えはまだか…、迎えはまだか…」(ダン)

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その言葉に身体が止まる、マヤ。

その時、ダンは演奏曲に合わない一定リズムを感じた。
タタタンタッタ、タタタンタッタ…。
発信機は、リズムボックスに仕掛けてあったのだ
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逃げだす、マヤ…。
そこに、応援に駆けつけたウルトラ警備隊。
「リズムボックスです…」(ダン)
発信機を仲間に託して、マヤを追うダン。

発信機を回収するため?いきなり銃で照明を撃ち落とすソガ。
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←いやいや、器物破損でしょう~!いいのかこんな事して(笑)


作戦室。
押収したリズムボックスを分析するアマギ。
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「このリズム…」(アマギ)
「これを繰り返し、マゼラン星に送るんだ」(キリヤマ)


やがて、返信が入る。
「恒星間弾道弾、既に発射せり。迎えに及ぶ時間なく」(アマギ)
「恒星間弾道弾というと…。隊長、マゼラン星が地球にミサイルを…?」(ソガ)
「迎えには来ないって、どういう意味なの?」(アンヌ)
「裏切られたんだよ…、自分の星に…」(ダン)

残念そうにつぶやくダン。
「隊長、計算の結果ミサイルの地球到達は、午前0時丁度」(アマギ)
時計は午後5時。あと7時間しかない…
その時、非常通信ブザーが鳴った。
「こちらステーションV2.巨大なミサイルが宇宙より接近中!」(V2隊員)


ステーションV2に向かって飛行する、恒星間弾道大型ミサイル。
レーザー砲で迎撃するV2。しかし、命中するも効果はない…。
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ステーションV2に衝突した大型ミサイル。爆音とともに爆煙が周囲に漂う…。
爆煙の中から無傷で姿を現し、地球に向かう大型ミサイル。


恒星間弾道大型ミサイル迎撃を試みるウルトラ警備隊。
しかし、ウルトラ・アイは盗られたままだ。
「ダン、頼むぞ」(キリヤマ)
ダンに一声かけて、2号発進場へ向かうキリヤマ隊長。
(隊長、スンマセン…)といった表情で、違う方向へ向かうダン…。


先行して発進するホーク1号。しかし隊長機の2号は発信できない。
ダンが行方不明なのだ。
仕方なくダン抜きで発進しようとするキリヤマの元にアンヌが・・・
「ダンは?」(キリヤマ)
「どこにも見当たりません。アタクシが代わりに…」(アンヌ)

←健気なアンヌである・・・

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その頃ダンは、もう一度、スナックノアを訪れていた。
相変わらず、踊り狂う若者たち…。

その時、音が止んだ。
踊っていた者たちは、一斉にダンの方へふりかえる。
なんと全員、ウルトラ・アイをかけているではないか…!
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ダンは、一人ずつ、ウルトラ・アイを剥いで、マヤを探す。
しかし、そこには、あの少女の顔はなかった…。

ギターの変なコードを合図に、一斉にダンに襲い掛かる若者たち。。。


午後11時の鐘の音が響き渡るスナックノア。
気を失っていたダンは、鳴り止まぬ音で目を覚ます…。
そこに、マヤがやって来た。
「ダン…」(マヤ)
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暗いフロアで、向き合う二人の宇宙人。
「この星の命、午前零時で終わりです…」(マヤ)
「君も死ぬのか…」(ダン)
「私は、仲間が迎えに来てくれるわ…」(マヤ)

マゼラン星からの返信テープを取り出すダン。
「誰も来ない。君ははじめから見捨てられていたんだ…」(ダン)
テープをマヤに渡すダン。
テープの通信内容を読んで、事情の全てを悟ったマヤ。故郷の裏切りを知って、落胆する…。
「この星で生きよう。この星で一緒に…」(ダン)
見つめ合う二人…。
返事の代わりに、ウルトラ・アイを差し出すマヤ。
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変身したセブンは、恒星間弾道大型ミサイルへ向かう。
体当たりで、ミサイル内部に潜入するセブン。
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破壊が無理なら、衝突を避けるために、逆方向へ推進させるのだ。
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逆進は、成功した。
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ミサイルは、マゼラン星雲の方向へ、飛び去っていった。



スナックノア。ひとり佇むマヤ…。
やがて、ジュークボックスから、一枚のレコードを選ぶ。レコード盤に、静かに針が下りる。
ジュークボックスから湧き出す白煙…。
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白煙が晴れたときには、マヤの姿も消えていた…。
そして、午前零時の鐘が鳴った。


スナックノアに戻った、ダン。
しかし、マヤの姿はない。マヤのブローチだけが、残されていた…。
それを拾いマヤの行動を悟った、ダン。
「何故、他の星ででも生きようとしなかったんだ…。僕だって、同じ宇宙人じゃないか…」(ダン)
無念そうに、つぶやくダン。


スナックノアを後にしたダンは、夜の街を彷徨い歩く…。
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←昭和43年の新宿東口です!




「数年後には我々も、月旅行が可能になるかもしれません。しかし、月にも土星にも、生物が全くいないという確証はないのです。我々が月に、その他の惑星に行けるとしたら、あるいは不思議な少女と同じ運命が、待ち受けているのかもしれません」(浦野光)







<今週の宇宙人>
・予算不足のため、登場なし。


<ロケ地>
・渋谷の五島プラネタリウム(プラネタリウム)
・世田谷体育館前噴水広場(ラストシーン)
・新宿東口通り(ダンが彷徨う夜の街)


<ゲスト出演者>
・マゼラン星人マヤ:吉田ゆりさん
マヤ役の吉田ゆりさんは、当時17歳の高校生でした。その後、本格的な女優活動を始め、芸名も香野百合子としました。そして、セブンから10年後の78年、人気絶頂だった「太陽にほえろ!」に殿下こと島刑事(小野寺昭)の恋人役で出演されました。


<撮影秘話>
・放送された1968(昭和43)年は、「昭和元禄」といわれた年だそうで、経済的には高度成長がピークを迎え、戦後生まれの「団塊の世代」が成人を迎えた頃でもありました。
・スナックノアのようなアングラ・バーやジャズ喫茶などが当時の若者のプレイスポットで、「退廃的」「サイケデリック」「ハレンチ」「ゴーゴー」「ノンポリ」などが主な流行語だったそうです。
・一方で1968年は「昭和元禄」という呼び名とは裏腹に、日米安保条約の改正が真近となった「70年安保」問題と、悪化するベトナム戦争への反戦・反米ムードが中共支持的な幻想を生んだ、いわゆる「学生運動」のピークの時期でもありました。いたるところで「右手に朝日ジャーナル」、左手に「少年マガジン」を抱えた、ヘルメットに白マスク姿の大学生がうろついていたそうです。
・マヤ役の吉田ゆりさんと同じように、「太陽にほえろ!」には、ユシマ博士の山本耕一さんがゲスト出演したり、アンヌがゲスト(チョイ役)出演するなど、円谷プロと同じ東宝系の国際放映(旧新東宝)の製作だったせいか、両方の超怪物番組に重複して出演されている方は結構多かったそうです。


・ラストシーンでダンが彷徨う夜の街は、新宿 東口中央通りだそうです。
下のダンが画面奥へ歩いて行く場面には、暗くてちょっと見にくいですが、「幸來軒」(もしくは「幸来軒」)と書かれた店の看板が写っています。
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そして現在の同じと思われる場所の写真。写真のロッテリアの位置には、昭和45年の住宅地図では中華料理店「幸来軒」があったことが確認されたそうです。
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※新宿東口は仕事柄立ち寄るので、この場所を良く知ってますが、約50年前にこの場所でこの回が撮影されていたとは・・・






以上、「魅惑のセブンの世界 その37」でした!




次回もお楽しみに!


(C)円谷プロダクション






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魅惑のセブンの世界・・・ その36  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




射撃の名手「ソガ君」の婚約話に続いて、今回は苦くて悲しい男の友情のお話です。。。




ウルトラセブン第36話「必殺の0.1秒」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)6月9日
制作第33話
脚本:山浦弘靖
監督:野長瀬三摩地
特殊技術:高野宏一



<あらすじ>

地球防衛軍、部隊対抗射撃大会。
ウルトラ警備隊の代表は、ソガ。
ソガは、同期のヒロタと、同点決勝を行うこととなった。

同点決勝の先攻はヒロタ。
こともなげに、標的を打ち抜き、余裕のしぐさで銃口を吹く。
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一方ソガは、射撃の瞬間、何かに足を取られる。
ヒロタの優勝が決まった。
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「いやァ、すまん。なぜミスったか、自分でもわからないんだ」(ソガ)
「まぁ勝負は水モンだ。来年を目指せばいいさ」(アマギ)


そこに、優勝トロフィーを持ったヒロタが近づいてきた。
「すまんな、ソガ。勝ちを譲ってもらって…」(ヒロタ)
「いやぁ、あれが俺の実力さ。優勝おめでとう」(ソガ)
「ありがとう。この優勝カップになりかわって礼を言うよ。おかげでウルトラ警備隊のような殺風景なところに行かずに済んだからな…。ハッハッハ…、じゃ失敬」(ヒロタ)

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「やな感じ…。いくら参謀本部のエリートだからって、人間的には最低よ!」(アンヌ)
「あれでも根はいい奴なんだ…。ただ、俺たちの友情を邪魔しているのは…、これさ…」(ソガ)

じっと、拳銃を見つめるソガ。


ヒロタの私室。
すると、どこからともなく男の声がした…。
「優勝おめでとう、ヒロタ君。君の望み通り、勝たせてあげたよ…」(男の声)
「じゃあ、俺が勝ったのはお前が…」(ヒロタ)
「そう、夕べ君は、優勝できるなら友達を裏切っても、魂を悪魔に売ってもいいと言った…」(男の声)
「俺はそう言った。お前は、俺の何が欲しいのだ?」(ヒロタ)
「それは今夜…。では、また…」(男の声)

ソガの失敗のウラには、何か別の力が働いていたのだ。
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参謀室には、射撃大会で決勝に進出した隊員が集められていた。ソガ、ヒロタ、ミナミ、スズキの4人である。
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「諸君を呼んだのは他でもない。実は、世界的な宇宙ロケット研究家であるゼムラー教授が今日、ベルリン空港で、何者かに射殺されたのだ。今のところ、犯人の手がかりは全然なしだ。しかしこの事件は、単なる殺人事件としては考えられない。というのも、地球防衛軍は目下、秘密裏に人工太陽の研究を続けているが、殺された博士や教授たちは、皆この計画に従事していたんだ」(マナベ参謀)

参謀室に、緊迫の空気が張り詰める。

「ところで、この計画の最高責任者であるリヒター博士が、来週中にも日本を訪れることになっている。犯人たちは、当然狙ってくるだろう。なにしろ、計画の青写真はすべて、リヒター博士の頭の中に、収められているんだからな」(マナベ参謀)
「君たちの任務は、博士の安全を守ることにある。射撃大会で上位入賞した腕をフルに活用してもらいたい」(キリヤマ)



羽田空港。秘密裏に到着したリヒター博士。
博士を出迎え、護衛に入る特別チーム。
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ヒロタとミナミは博士はとともに1号車、ソガとスズキは2号車に乗り込んだ。

しかし、敵は待ち伏せしていたのだった。
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丘陵地。1号車と2号車の間に割って入り、行く手をふさぐダンプカー。
銃声だ…。
ダンプカーに向かうソガともう一人の隊員。
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1号車のドアは開け放たれている。走り寄るソガ、後部座席を覗き込む…。
そこには、頭を打ち抜かれた博士の無残な姿が…。
「博士…、博士。しまった!」(ソガ)
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「ヒロタは…?」(ソガ)
ヒロタともう一人の隊員の姿がない。
その時、ダンプカーの影からソガを狙う拳銃が…。
「あっ…」(ソガ)
気付いた時には、時すでに遅く、凶弾はソガをも襲った。
腹を撃たれたソガは、意識が薄れる中で、逃げてゆく男の後姿を見ていた。
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メディカルセンター。
心配そうにソガを見守る、ダン、アマギ、アンヌ。
やがて、ソガは意識を取り戻した…
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「お前って奴は、ホントに運のいい奴だな。手当てが遅かったらあの世行きだったぞ」(アマギ)
「俺の命が何だ…。俺は任務に失敗したんだ。博士を死なせてしまったんだ…」(ソガ)

「ところで、ヒロタは…?」(ソガ)
「参謀室で、緊急対策会議中です」(ダン)
「じゃあ、奴は無事だったのか…」
「ええ、スパイのミナミ隊員と相打ちだったそうですが、幸い軽傷です」(ダン)
「ミナミ隊員がスパイ…?」(ソガ)


何かを決断したソガは、ベットから降りる。
「ソガ隊員、無理しちゃダメよ!」(アンヌ)
制止も聞かずに、参謀室に向かうソガ。




参謀室に入るソガ。

「ミナミ隊員がスパイだったという証拠は見つかったんですか?」(ソガ)
「ヒロタ君の証言が、唯一の手がかりなんだが」(キリヤマ)
「残念ながら、事実だ。奴は、俺がトラックと応戦中に博士を、いや博士だけじゃない、俺まで殺そうとしたんだ」(ヒロタ)
「しかし、俺が現場に戻った時には、お前の姿は見えなかった」(ソガ)
「もう一人の犯人を追っていたが、見失ってしまった…」(ヒロタ)

ソガから視線をはずし、頬のキズに手をやるヒロタ。
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しかし、殺された博士は、実は変装した情報部員だそうだ。
「本物のリヒター博士は、明日到着するそうだ。ウルトラ警備隊も全力で博士を守る」(キリヤマ)

退室するヒロタ、後姿を目で追うソガ…。
すると事件現場で逃げていった男の後姿が、ダブって見えた。




ヒロタの私室を訪れたソガ。

「ヒロタ、隠していることがあるんじゃないのか?お前の態度はどうもいつもと少し違うようだ。なあ、ヒロタ…、俺たちは同期生じゃないか…。何か悩んでいることがあったら、素直に話してくれないか?」(ソガ)
「うるさい、貴様に話すことなど、何もない…。さあ、出てってくれ!」(ヒロタ)
「仕方がない…、じゃあ俺の方から云おう…。あの時、俺を撃ったのはお前だろう!いや、俺だけじゃない…。お前は、あの男たちとグルになって、ミナミ、スズキの両隊員も殺したんだ!」(ソガ)
「ヘッヘ…、悪い冗談はよせよ。何を証拠に、そんな言い掛かりを付けるんだ」(ヒロタ)
「証拠はある…、その顔の傷だ。その傷は、俺に撃たれてできたものだ」(ソガ)

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銃を抜くヒロタ。しかし、ソガの方が一瞬早い。
「…銃を捨てろ!さ、早く!」(ソガ)
ソガは、ヒロタをけん制しつつ、連絡をとろうとする。
しかし、電話の受話器から発せられる謎の攻撃を受ける。
昏倒してしまう、ソガ…。



気を失ったソガを連れ、夜の草原を走るヒロタ。
そこに円盤が、ヒロタとソガを乗せた車を迎えに来る。
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意識を取り戻したソガ。
拘束機につながれたソガの目の前には、ヒロタと宇宙人が。

宇宙人の名はアルファケンタウリ第13番惑星に住む「ペガ星人」
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人工太陽開発計画を妨害するために、特殊催眠術で地球人を操っているという。
ヒロタもその一人だ。

「残念ながら、我々は地球の気圧に耐えられない」(ペガ星人)
「君が何を考えているかわかっている。しかし、私はこの円盤から外へは出ない」(ペガ星人)
「チクチョー」(ソガ)

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「君も私の命令通りに動く人間になってもらう」(ペガ星人)
「俺は絶対そんな催眠術にはかからん…。かかってたまるか!」(ソガ)

しかし、拘束機は強制催眠術機も兼ねていたようだ。
催眠光線がソガを襲う。



再び羽田空港。
本物のリヒター博士を出迎えるウルトラ警備隊とヒロタ。
2号車ベンツの運転手はヒロタ。
後部座席には、フルハシがリヒター博士とともに乗り込み、ボディガードも兼ねるようだ。
1号車ポインターは、運転手ダン、助手席ソガ、後ろにアマギ。
しかし、今日のソガはまるで別人みたいな様子だ。。。


山間部に入った2台。
急にスピードを増して、先行するポインターの前にでるヒロタ。
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「おいヒロタ、どうしたんだ?」(フルハシ)
返事の代わりに鉛弾を打ち込むヒロタ。

後部から白煙を噴射してトンネルに入る2号車。トンネルを抜けると2号車の姿はなかった…。
「車が消えましたよ。奴ら、シークレット・ロードを作っていたんですね。戻りましょう」(ダン)
「よせ!」(ソガ)

明らかに目の色が違うソガ。
「人工太陽は、ペガ星人の円盤が地球に侵入するコースを塞いでしまう。ペガ星人のために人工太陽計画をつぶしてしまうのだ…」(ソガ)暴れるソガ。
「やめてください、ソガ隊員!」(ダン)
アマギのあて身がソガを直撃した…。気絶するソガ。


反転して、トンネルに向かうポインター。
「超音波探知機で調べましょう・・・ここです!」(ダン)
シークレット・ロードに向かうポインター。
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←シークレット・ロードにはご丁寧にも「SECRET ROAD」と書いてある…。


ヒロタを追うポインター。車の窓から手榴弾を落とすヒロタ。
大爆発を起こし、土砂山を作りだした。
その土砂山に、突っ込んで止まったポインター。
そして、衝突の衝撃で、我に戻ったソガ…。
「俺は何をしようとしていたんだ…。そうだ、今までペガ星人の催眠術に…」(ソガ)

「行き先は、わかっているんだ!」(ソガ)

ポインターをホバーさせて、ヒロタの後を追う。



先回りしたソガ。
やって来たヒロタの2号車のタイヤを打ち抜く…。
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「動くなソガ!博士の命はないぞ!」(ヒロタ)
博士を楯にするヒロタ。
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「どうしても博士を助けるつもりなら、俺と勝負しろ!…今から5つ数える。数え終わったら撃つ、いいな!…ひとつ…ふたつ…みっつ…よっつ、いつつ」(ヒロタ)
DANN!DANN!
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どっちが勝ったのか…?
倒れ落ちるヒロタ…、駆け寄るソガ…。
しかし、すでにこと切れていた。



飛来したペガ星人の円盤。逃げるソガとリヒター博士。
円盤からの攻撃。この衝撃でダンが目覚める…。
すかさず変身するダン。

円盤からセブンに向かって、執拗なミサイル攻撃が始まる。
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しかし、円盤の動きを止めたセブンは、半ば強引に潜入する。

「ペガ星人、お前の星へ帰れ!」(セブン)
「地球は、我々の太陽系侵略基地になるのだ。帰ることはできない」(ペガ星人)
「もう一度言う…。お前の星へ帰れ!」(セブン)
「うるさい!」(ペガ星人)

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ペガ星人は襲いかかるが、セブンの敵ではなかった。

決まり手:エメリューム光線。
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荒野に風が吹き抜ける…、横たわるヒロタの遺体。
ソガは、ヒロタの胸の上に、ヒロタの愛用していた拳銃と、自分の拳銃を交差させて置く…。
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拳銃のせいで、交わらなかった二人の友情の墓標として…。






<今週の宇宙人>
・催眠宇宙人:ペガ星人

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・身長:1m60㎝
・体重:56㎏
・出身:アルファケンタウリ第13番惑星
・特技:催眠操作
・弱点:地球の気圧に耐えられない(じゃあ何故、地球を侵略しようとしたのか・・・?)


<ロケ地>
・奥多摩の西久保トンネル
(ヒロタの車が煙幕でポインターをまく場面と、ポインターがシークレットロードを通ってトンネルを出る場面)
・多摩川第一発電所(ヒロタの自動車とポインター走行シーン)
・旧羽田空港(空港シーン)
・生田オープン(リヒター博士襲撃)


<ゲスト出演者>
・ヒロタ隊員:大橋 一元さん
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1960年代から1970年代にかけて活動。
特撮物では「大怪獣ガメラ」「光速エスパー」「仮面ライダー」「ジャンボーグA」などに出演。

・リヒター博士:ピェール・デューカスさん


<撮影秘話>
・制作は、第32話「散歩する惑星」と同時に進められましたが、編成上の都合から約1ヶ月遅れての放映となったそうです。





以上、「魅惑のセブンの世界 その36」でした!




次回もお楽しみに!


(C)円谷プロダクション







Posted on 2017/06/09 Fri. 19:00 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その35  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




今回は、戦友「キリヤマ&クラタ」のコンビが再び登場するこの回!



ウルトラセブン第35話「月世界の戦慄」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)6月2日
制作第36話
脚本:市川森一
監督:鈴木俊継
特殊技術:高野宏一



<あらすじ>

地球防衛軍月面基地がある夜、突如大爆発を起こした。
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原因は不明である。


宇宙ステーションV3。
宙に浮いたポットが誰の手も借りないで、カップにコーヒーを注いでいる。
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「遠隔指示器としては最も小さいものですが、これの放つ超音波は10万キロの範囲まで到達可能です」(シラハマ)

満足そうに、コーヒーを飲むクラタ。

するとクラタ隊長に通信が・・・
「なに、月で…」(クラタ)
たちまち表情の曇るクラタ。


「月世界基地、突然の爆発事故をキャッチした地球防衛軍では、キリヤマ隊長とダン隊員を調査に向かわせた」(浦野光)



ホーク1号とV3の共同現地調査が始まった。
「ホーク1号、応答願います…」(クラタ)
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「こちらホーク1号。…クラタ、しばらくだなぁ」(キリヤマ)
「ああ、一緒に宇宙に出るのは3年ぶりじゃないか」(クラタ)
「そうだなぁ…。そうだ、あれはヘルメス惑星のザンパ星人を全滅させた…、あれ以来だな…」(キリヤマ)
「あの時の戦いに比べりゃあ、楽な仕事だ」(クラタ)

久しぶりに再会できる嬉しさを隠し切れない二人。

旧交を温める会話の横で、遠隔指示器を操作するシラハマ。
シラハマの操作で、ホーク1号の機器が動かされていく…。
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ホーク1号。キリヤマ隊長の様子がおかしい…。
「胸が、変な具合に苦しいんだ…」(キリヤマ)
「薬を持ってきます」(ダン)

気休めにタバコをくわえ、一服しようとするキリヤマ隊長…。
←胸が苦しかったら、タバコなんて吸うな!(笑)
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ライターを点火すると、もの凄い勢いで炎が出る。
「酸素だ…、酸素が流れすぎだ…」(キリヤマ)

遠隔操作を受けた計器は、レッドランプが異常に点灯している。
「空気調節器が…、早く酸素の排出を止めるんだ」(キリヤマ)
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(変だ…さっき確認したばっかりなのに…)(ダン)

今度は機体全体を激しいゆれが襲った…。
「ダン…、方向コントロールが狂っている!」(キリヤマ)
懸命に復旧する二人。
「…ダン…お前、まさか…」(キリヤマ)
「隊長…僕は…」(ダン)
「ほかの部分も、もう一度よく点検するんだ!」(キリヤマ)

ゆれが止まった…。
ホーク1号は宇宙空間で停止してしまったのだ…。
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「隊長、加速管が故障です!」(ダン)

「…作戦室応答願います、作戦室!…」(ダン)

しかし、通信機も故障しているようだ…。

「よし!補助ロケットで進もう」(キリヤマ)


通信途絶に緊張する作戦室。ステーション・ホークに連絡。
「クラタ隊長。キリヤマ隊長との通信が切れたんです」(ソガ)
「そうか…、しかし時間がない…先に現場に行く。連絡を待ってくれ」(クラタ)
「どうしたんでしょう」(シラハマ)
「…キリヤマのことだ、何とか来るだろう…」(クラタ)

先に、月に向かうクラタ。


その頃、ホーク1号も月の引力圏に達した。
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「超音波を逆探知しました。こいつが通信を妨害しています」(ダン)
「発信元はどこだ?」(キリヤマ)
「クラタ隊長のステーション・ホーク機内から流されています」(ダン)
「クラタの?」(キリヤマ)

顔を見合わせる2人。


キリヤマチームの到着を待たずに、一足先に調査を開始したクラタとシラハマ。
廃墟を捜索するクラタの背後から酸素管を引き抜こうと手を伸ばすシラハマ…。
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間一髪、背中に伸びる手の影に気付いたクラタは、身体をよじってかわす。
「何のまねだ?」(クラタ)

クラタに襲いかかるシラハマ…、揉み合う2人。クラタの投げでシラハマは転倒する。
動かない…。我に帰ったクラタは、シラハマのもとへ。
すると、転倒の衝撃で酸素管が抜けているではないか…。
「おい、シラハマ!」(クラタ)
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目を閉じていたシラハマが、高らかな笑い声とともに、急に起き上がる。
「シラハマなら、もう2日前に死んでいるよ」(シラハマ)
「…なにぃ…」(クラタ)
「安心しろ、私が人間だったら、お前は殺人者だ」(シラハマ)

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「3年前、お前とキリヤマのコンビに撃墜された、宇宙艦隊の生き残りといえば、思い出すだろう…」(シラハマ)
「3年前、ヘルメス惑星の宇宙船団…。貴様は?」(クラタ)
「お前とキリヤマが組む機会を待っていたんだ!」(シラハマ)
「復讐か…。だったら、なぜもっと早く殺さなかった。機会はいくらでもあったはずだ」(クラタ)
「お前を消せば、あいつらのことだ。きっと私を疑うだろう…。用心されては、厄介だからな」(シラハマ)


その時、瓦礫の中を歩く、キリヤマ隊長とダンの姿が見えた。
「さりげなく振舞え。さもなくば、これで宇宙に放り出す」(シラハマ)
遠隔指示器を取り出すシラハマ。


再会を喜ぶキリヤマ隊長。
「キリヤマ、案外早かったな…」(クラタ)
その時、ダンは、クラタが丸腰なのに気づく。
そのうえ、シラハマは妙な機械を手にしているではないか…。
「隊長、ホークの故障の原因が、今わかりましたよ」(ダン)
「ハッハッ…、私にもわかったよ」(キリヤマ)

シラハマに銃を向けるキリヤマ隊長とダン。
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「ハッハッ…、さあ、手を挙げてもらいましょうか」(キリヤマ)


シラハマは正体を現わして、ザンパ星人の姿になる。
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しかし、ダンのレーザー砲であっけなくやられる。

そこに振動が…地面が揺れている


外に出た3人の目前に怪物が…。
「おい、あれは?」(キリヤマ)
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ペテロの登場である。
「あいつだ、あいつが基地を…」(クラタ)

「生きていたら、また逢おうぜ!」(クラタ)
「よし!」(キリヤマ)

右手でハイタッチ、左右に分かれる二人。


ホークに向かうペテロの前に、セブンが登場。
しかし、軟体生物のようなぺテロの体には、打撃系攻撃は通用しない。
逆に、液体を浴びせられるセブン。
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そのうえ月には、夜が近づいていた…。月の夜は、零下180度の極寒である。
「無敵のウルトラセブンも零下180度の月の夜には敵わなかった」(浦野光)


その頃、地球では・・・。
夜空に美しく浮かび上がった月を見つめるアンヌ。
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しかし、月は見る見るうちに雲にかき消されていく…。
そして、アンヌの表情も険しいままだ。


苦戦の続くセブン。倒れこんで、もがくセブン…。
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その時だった、闇夜に閃光が。
「隕石だ!」(クラタ)
月面に衝突した隕石は、大量の光と熱をセブンに提供した。
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そこからエネルギーを得たセブンは、復活して大反撃。

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決まり手:隕石エネルギー満タンのワイドショット。ペテロ爆死。


先に月から脱出したステーション・ホーク機上のクラタは、ホーク1号が続いてこないので落ち着かない。
意を決してUターンするクラタ…。
すると目の前から、ホーク1号が飛んでくる
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「クラタさん、月に忘れ物ですか?…ハッハッハ…」(キリヤマ)
感謝をこめて、クラタ機に呼びかけた。
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「やろぅ…」(クラタ)
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からかわれても、親友の無事が嬉しいクラタ。



地上では、アンヌが月を見上げ続けていた。
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「きっと、帰って来るわ…」(アンヌ)
月に祈るようにつぶやく、アンヌ…。
ダンの無事を信じようとしながら…。健気なアンヌでした。。。






<今週の宇宙人>
・復讐怪人:ザンパ星人

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・身長:1m70㎝
・体重:65㎏
・出身:ヘルメス惑星
・特技:機械発明
・特徴:酸素があっても無くても大丈夫
・弱点:強くない、人間と同等
※沖縄の激戦地「残波(ざんぱ)岬」からのネーミングですが、今ではリゾートホテルも建っています。

・月怪獣:ペテロ
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・身長:60m
・体重:7万t
・出身:月
・特技:冷水や冷気を吐く
・特徴:イソギンチャクのような軟体生物
・弱点:打撃系攻撃には強いが、あとは普通
※キリスト12使徒の一人「ペテロ」からのネーミングらしい。。。


<ロケ地>
・特になし(オールセットでの撮影)


<ゲスト出演者>
・シラハマ隊員&ザンパ星人:鶴賀二郎さん
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後に、「刑事くん」や「特捜最前線」などに出演されました。

円谷作品では「怪奇大作戦 第9話:散歩する首」にて死者を蘇らせる研究をしたマッド・サイエンティスト、峰村役を怪演しています。
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<撮影秘話>
・月面探索用の宇宙服、実はこの宇宙服も流用だったのでした。オリジナルは、東宝がゴジラ・シリーズの総決算として製作した「怪獣総進撃」(68年8月公開)に使用されたものです。また、「怪獣総進撃」には、アンドロイドゼロワンの小林夕岐子さん、ツチダ博士の土屋嘉男さんらが、主役クラスで出演されています。




以上、「魅惑のセブンの世界 その35」でした!




次回もお楽しみに!


(C)円谷プロダクション






Posted on 2017/06/02 Fri. 19:00 [edit]

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魅惑のセブンの世界・・・ その34  


毎度おなじみ、「魅惑のセブンの世界」のコーナーです!




今回は、脚本家「金城哲夫」氏がイメージした「本家アンヌ?」が登場するこの回!


ウルトラセブン第34話「蒸発都市」

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<制作データ>
放映日:1968年(昭和43年)5月26日
制作第35話
脚本:金城哲夫
監督:円谷一
特殊技術:高野宏一


<あらすじ>

「水道、ガス、電気、地下鉄など…。大都会の動脈をつくる工事が、いつもどこかで行われています。…昼も夜も…それは私たちが見慣れている風景…。だが、安心してはいけません。侵略者は私たちの心の隙を狙って、何を企むかわからないのです…」(浦野光)

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大都会の寝静まったビル街で、感情のない作業員たちが、黙々と工事を行っている。

深夜、丸の内ビジネス街をパトロール中のダンとソガ。
その時、怪しい音を察知するダン。
(妙だ。あれは普通のカッターではない。アスファルトを切断し、地底深く掘り下げている特殊のマシンの音では…。よし、行ってみよう…)(ダン)

工事作業員に近づくダン。
「ウルトラ警備隊だ。質問したいことがある」(ダン)
無視する作業員…。

すると、動き出したVW製(白×赤)ワゴン車から銃撃が…。
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逃走するワゴン車、追跡するポインター。
「第6管区内で緊急事件発生。ポインターにいきなり発砲する謎の車あり。只今追跡中。車種、中型マイクロバス…」(ソガ)

「よし、タイヤを狙え」(ソガ)
タイヤに命中、停車する中型マイクロバス。降車して、近づくダンとソガ。
すると2人の目の前で、突然姿を消す中型マイクロバス。
「あっ…」(ダン・ソガ)
そこに急報を聞いて駆けつけた2人の警察官。
しかし、2人の警察官の目前で忽然と消失するダンとソガ…。
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そして、その警察官の1人もパトカーとともに消えうせた…。


「モロボシ・ソガの両隊員がポインターごと蒸発したというショッキングな知らせを聞いたウルトラ警備隊は、シークレットハイウェイ№3を通って現場に急行した」(浦野光)

現場に到着したキリヤマ隊長たち。
謎の蒸発をした場所にガイガーカウンターを向けると多量の放射能が検出された。
「どうやら、一波乱ありそうだな…」(キリヤマ)
←隊長、もう一波乱してるって…。


朝のビジネス街。
「うわぁ、あれ何だぁ!」
「ビルが消えるぞぉ」

慌てふためくサラリーマンとBG(ビジネスガール、今でいうOLのこと)たち。
ダンたちの消えた街が、一画まるごと消えたのだった。
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ビジネス街上空。
ペリコプターから捜索するキリヤマ隊長とアマギ。
ビジネス街の中の一画分、建物は無く、土が見えて空き地になっている…。

その時、ビル街が消えた空き地の真ん中から泡状の物体が…。
「…動いています」(アマギ)
「よし、撃ってみろ!」(キリヤマ)

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←正体もわからないのに、撃っていいのか?

レーザー砲で泡を撃つ。蒸発する泡…。
「何だったんだ…?」(キリヤマ)



スーツ姿でワンピースのアンヌを助手席に乗せたフルハシが、ポインターで街を走りながら…。
「…こう言っちゃなんだがねぇ。街もスモッグや排気ガスでくたびれてんだヨ。でっかいビルをのっけて、やれ地下鉄だ、下水管だって、年から年中掘じくりかえされてんだ。人間なら、とうの昔に、オラァ死んじまっただぁ、ってとこだなぁ。川は干からびてしまう、並木は枯れてしまう、これじゃ街だって、蒸発したろうって気になるね…」(フルハシ)

とあるホテルのロビー。
フルハシとアンヌがやって来た理由は、タケナカ参謀との待ち合わせだった。
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ユタ花村という霊媒師がウルトラ警備隊に会見を申し込んできたとのこと。
しかも今回のビル蒸発事件に関係があるという。

とある部屋をノックするタケナカ参謀。
部屋には、水晶玉をのぞくエキゾチックな女がいた。
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霊媒師、ユタ花村である。

「我々は太陽系からそう遠くない星から来た者だ。一時的な宇宙乱流を避けるために、しばらくの間、地球の住人となる」(ユタ花村)

話しているのが男に代わる。
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「我々は、今日住むためのビルを頂戴した。そして自分たちの居住区を決めた。私たちが無断でやったのは、相談をしている余裕はないからだ」(男)
男は別の場所から、3人を監視しながらユタ花村を操って言わせているのだ。

「居住区に近づくな。約束を守るなら仲間は返す。だが、我々の邪魔をすれば二人の命は保証しない」(ユタ花村)
「それじゃ、人質というわけか!」(フルハシ)
「そうだ。下手に手を出したら、為にならない」(ユタ花村)
「君たちが居住区に指定した場所はどこだ?もし本当に一時的な滞在なら、地球防衛軍は邪魔をしない。約束してもいい」(タケナカ参謀)
「君たちの居住区はどこだ?」(フルハシ)

答えをせずにぐったりと脱力するユタ花村…。


宇宙人居住区を捜索することになったウルトラ警備隊。
蒸発都市を発見しても、行動は十分に慎んで欲しい。…あの言葉は、単なる脅かしとは思えん。目的は、モロボシ、ソガの両隊員を貰い受けることだ。いいな!」(タケナカ参謀)
←お約束のセリフに絡めた「タイトルコール」(笑)


捜索中、ドライブインで一休みするフルハシとアンヌ。
ダンが心配で落ち着かないアンヌに、コーラを渡すフルハシ。
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コーラを受け取るが、心ここにあらずといった表情のアンヌ。
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「霊媒の言葉はデタラメだと思うんだよ…、ビル街なんかどこにも見当たらんじゃないか…これ以上探したって無駄だよ。一休みしたら基地へ帰ろう…」(フルハシ)
「ずいぶん、冷たいのね」(アンヌ)
「うん!よく冷えているだろ」(フルハシ)
「コーラじゃないわ!…拉致された二人の気持ちも知らないで、よくこんなものが飲めるわねっ!」(アンヌ)

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←フルハシの飲んでいたコーラ(ペプシである)を取り上げて、地面にぶちまけるアンヌ。


その時、何も無かった平原に突然、ビル街が出現した。
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「ホーク1号、蒸発都市発見。ミツザワ平野に突然姿を現わしました。直ちに急行願います」(フルハシ)

ビル街に足を踏み入れるフルハシとアンヌ。
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「バカにひっそりとしているなぁ…」(フルハシ)
「あっ、人がいるわ!」(アンヌ)

思わず駆け寄るアンヌ。
そこには、動きが止まったままの人たちがいた。
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←静止している演技なのだが、皆、微妙に動いている(笑)

「おい、君たち!」(フルハシ)
返事はない。
「失神して硬直しているんだ…」(フルハシ)
「ダンとソガ隊員も…」(アンヌ)
「よし、手分けして探そう」(フルハシ)


懸命に、二人を探すアンヌ…。
すると、ダンの銃を発見する。
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「あっ…ソガ隊員!」(アンヌ)
硬直したソガを発見したアンヌ。
しかし、この様子をモニターしている男がいた。
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先ほど、ユタ花村を操ってタケナカ参謀と会談した男である。
男は、再びユタ花村を通して、ウルトラ警備隊に電話を掛ける。
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「タケナカ参謀、ウルトラ警備隊は我々を裏切った。君の部下が約束を破ったのだ。我々はウルトラセブンを味方に引きいれた。すべては我々の自由だ。我々はこれから行動を開始する…」(ユタ花村)
「おい、行動を開始するとはどういうことだ?」(タケナカ参謀)



モニターを切り替える男。その画面にはダンが倒れている…。
「ウルトラセブン、立て!さっ、変身するんだ」(男)
男の言うがままに、ウルトラ・アイを装着するダン。
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ビル街にセブンが現れた…。
アンヌの方に近づくセブン…。
「セブン!気でも狂ったの?」(セブン)
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狂ったようにビルを破壊するセブン…。明らかに尋常のセブンではない。

その頃、フルハシは何かを探していた。
奇妙な部屋を発見したフルハシは中に入る。
コントロール・ルームのような一室…。
そこには、あの男がいた…。
ウルトラ・ガンで攻撃するフルハシ。
「うわぁぁぁぁ」(男)
男は泡状になって、消えた。
周りの機器を破壊するフルハシ。
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同時に、街には大量の泡が湧き出していた…。
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発泡怪獣ダンカンの登場である。

正気に戻ったセブンとダンカンとの戦い。
ダッシュからフライング・ボディ・アタック。
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←久方ぶりに「カネ使ってます」といったセットの壊し方です(笑)

決まり手:エメリューム光線でダンカン泡状化。
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戦いの終わったビル街。
「ソガ、しっかりしろ!」(キリヤマ)
「隊長…」(ソガ)

何が起こったかわかっていない表情のソガ。
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「隊長!…セブンを操っていた奴を倒しましたから、もう大丈夫です!」(フルハシ)
戻ってきたフルハシが得意げに報告する。

硬直していた市民たちも動きを取り戻した。
ビル街は、普段の姿を取り戻したのだった。

「あのフワフワした白い物体は、何にでも変身できる宇宙生命だったんですよ」(アマギ)
「ビル街をここに運んだのも奴らだったんだな…」(キリヤマ)




「蒸発都市事件はこうして終わりを告げ、市民を恐怖のどん底から救いました。でも、こうして平和の中に立ったビル街を見ると、美しい田園都市に見えます。ビルに心があれば、あのゴミゴミした過密都市に帰るより、この方がいいと思うかもしれません」(浦野光)
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<今週の宇宙人>
・発泡怪獣:ダンカン

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・身長:40m
・体重:1万5千t
・出身:太陽系からそう遠くない星
・特徴:泡状の生命体が集合しているので人間形態にもなれる
・特技:体を丸めた棘玉攻撃
・弱点:泡だけに熱や風に弱い


<ロケ地>
・千代田区丸の内(ビル街)
・仙石原(ポインター走行シーン)
・国立競技場西側の外苑西通り(フルハシとアンヌが霊媒師ユタ・ハナムラの居る建物へポインターで向かうシーン)
・箱根パレスホテル(ユタ花村会見場)
・箱根マイセン庭園美術館(ドライブイン)


<ゲスト出演者>
・霊媒師ユタ花村:真理アンヌさん
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本名、シェス・ワサンティデビィ。インド人の父と日本人の母とのハーフ。この時19歳。オリエンタリズム豊かな風貌から、ビュジュアル・クイーンの先駆けとなり、1971年「11PM」の司会に抜擢され、以来5年間にわたって、藤本義一氏とともに深夜の顔となりました。

・ダンカンの地球人形態の男:吉原正晧さん
第14話「ウルトラ警備隊西へ(前編)」では、原子力潜水艦アーサー号もろとも海の藻屑と消える、南極基地科学班チーフとして出演しています。艦内でチェスをしている人物です。主に、映画で活躍され、「二百三高地」「遠雷」「マルサの女2」などに出演されました。


<撮影秘話>
・霊媒師「ユタ花村」役の真理アンヌさんは、ウルトラマン第32話「果てしなき逆襲」に、科学特捜隊インド支部のパティ隊員としてゲスト出演しました。その時、パティ隊員を見た脚本担当の金城哲夫氏に衝撃が走った!まさに自分のイメージ通りのヒロイン役がそこにいたのでしょう。そして次回作の「セブン」にて、彼女の名前『真理アンヌ』から『友里アンヌ』というキャラクターを設定する。しかし、実際にキャスティングされたのはエキゾチックな「真理アンヌ」ではなく、純日本風の「ひし美ゆり子」だったのです。後日、ひし美本人も述べているが、真理アンヌでの『友里アンヌ』を見てみたかったという。。。。ホントですね!

・「ユタ」とは沖縄の言葉で「霊媒師」を意味するそうです。沖縄出身の金城哲夫氏ならではの命名です。




以上、「魅惑のセブンの世界 その34」でした!




次回もお楽しみに!


(C)円谷プロダクション





Posted on 2017/05/26 Fri. 19:00 [edit]

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